富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

農暦九月十五日

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2019年の反修例運動の中でも11月の中文大学抗争は運動が市民運動から「過激派学生の暴力活動」に転化した象徴的出来事として記憶に生々しい。これが理工大学占拠では中島みゆきの「世情」が流れてくるやうな。その「暴大」とすら呼ばれた中文大抗争の中でも夜中の二号橋の戦ひは学生らが橋の上から香港の大動脈である1号幹線道路を攻撃できることで警察の鎮圧も徹底したもの。この活動の首謀者とされる学生が逮捕され5人の学生の国安裁判あり5年に近い懲役刑。同じ報道でも大公報▲はまるでアクション映画風で明報▼は冷静で学生側の弁明陳述を報じてゐる。
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この反修例の国安裁判では暴力行為については概ね5年程度の懲役刑がスタンダードで若者に反政府的な暴力活動に従事すると十代後半から大学にかけての大切な時期を棒に振り一生をダメにしてしまふことを教へてゐる。

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さすが香港の優秀なる中文大学の学生だけあつて5名の代表として法廷で被告側供述をした学生がかう指摘してゐる。

我認為、権威並不代表正確……極権下的法律只是政権用以規範人民行為的不流血暴力手段、而法庭也不是一個彰顕公儀的地方。這裏只会流於表面地関注社会秩序、並不会着眼社会撕裂的根本原因……本人已不再相信香港的司法制度。

権威が必ずしも判断が正確であるとは限らない。極権下の法律は政権が市民を拘束する流血のない暴力手段であり法廷にも公儀はない。法廷はただ社会秩序維持を図るばかりで社会が分裂する根本原因に着目もできない。私はもう香港の司法制度など信用することができない、と。この学生の供述のまさにその通りなのである。

▼本日農暦九月十五日。空も晴れて十五夜の月が明るかつた。

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セイコーマートの杯麺「山わさび塩ラーメン」を1ついたゞいた。セイコーマートは北海道中心の店舗展開だが茨城にも何軒かセコマあり。しばらく前に日テレ『月曜から夜ふかし』の「全国各地のご当地問題を調査してみた件」で「食べると100%咽る」で紹介されたのが、この「カップ焼きそば」と大阪の「烈火わさび」といふおかき。両社の代表が相手のわさび味食品を食べて咽たら負けといふ。勝つたのはセコマのわざび味焼きそば。その杯麺も相当にわさびの刺激が鼻を刺激。だがそのワサビの刺激を吸ひ込まないやうにして食べれば咽ることもなくワサビの味が良い。修善寺とか信州でわざび団子を食べたときのやう。少しハナにツンときて涙も少し出たが、その程度。テレビでは取り上げたときのリアクションが派手すぎるか。

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毎日新聞の「えらぼーと」で自分の考へと政党の親和度を測つたら共産党より公明党との親和にあばらかべっそん。立憲と同じ80%もあつた。公明党は政策的には確かに違和感はない。自公連立さへなければ。小選挙区では茨城1区は自民現職と中道リベラル元の無所属で小選挙区制で初の一騎打ち。アタシの政治観で自民と親和のはずもない。

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いつも日剩にあまりにどーでも良いやうなことをだらだら綴つてゐるのでどーでもいいけど多少誰かの参考になりさうな小ネタはnoteにしてみることにした。