富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

林鄭骨折

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リンテイが市長官邸で転倒して手首骨折。残念ながら「天誅」と嗤ふ声の方が圧倒的。

有多位好友留言説,「小病是福」,認為這正好給我這個停不下來的特首好好休息的機會。我想這也是一個正面思維的態度,事實上,我已接近三年沒有休假,今年《施政報告》前後更是忙得不可開交,就趁此「手傷」休息一下,充電後再帶領香港迎難而上,落實今年《施政報告》的多項措施。
不過,現在最大的難題恐怕是穿衣和寫字啊!

行政長官では初代の董建華が脚痛を理由に任期中辞任した前例もあるがリンテイもまさか(自殺未遂ぢゃあるまいし)故意に階段から落ちて骨折で「怪我の治癒芳しからず」で行政長官辞任もあるまい。病院から翌朝には退院して気丈夫なところを見せるリンテイだが病院の入退院に夫(林先生)の介添へなしとは不憫なことで。林先生の懸命な説得でもリンテイが特首続投をあきらめないので林先生がどうにか妻に特首続投させないために二人で平和な老後を送りたいがために「リンテイを階段から突き落として怪我をさせようとした」といふ珍説もありやなしや。

宮台真司「劣化した日本社会 」朝日新聞(15日)

宮台先生とて「日本社会の劣化」は明確に指摘できても、それぢゃ何うする、の解答があるわけではない。根本的な問題は日本が近代市民革命を経もせず疑似近代国家になつてしまつた、そのツケが今になつて膿として出てゐる。かうなると疑似近代市民革命を起こすしかないわけで「さうだ、選挙に行こう」。

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(日本経済の現在値)30年増えぬ賃金、日本22位 上昇率は4.4% 米英4割増:朝日新聞(20日)

IMF統計でGDPを見ると日本は米中に次ぐ世界3位だが1990年と対比で米国は3.5倍、中国は37倍に対して日本は1.5倍。4位のドイツも2.3倍で国民1人当たりのGDPも日本は2019年でG7中下から2番目。平均賃金(年収424万円)はOECD統計でこゝ30年で4.4%増とほゞ横ばひだが米国は+47.7%、英国は+44.2%で韓国にも抜かれてゐる。これでよく国民の反乱が起きないもの。アベノミクスは株高、企業業績は事実だが上述の通りGDPも賃金も伸び悩みで低成長から脱却できず。企業の稼ぐ力を高める成長戦略の失敗。日本生産性本部によれば今世紀初頭は世界1位だつた日本の「製造業の生産性」も2018年には16位に後退。アトがない。