本日元宵。香港で一般市民対象にワクチン接種開始。721元朗事件の裁判公判続く。元朗站に「暴徒」がどれだけゐて善意の地場「白衣」市民がそれを何う成敗したのか、林卓廷議員が現れると白衣社中の暴力がなぜ昇級したのか。どこまで作為的で背後に何があるのかの解明が今後の焦点だらう。
歴史的景観理解促進事業「水戸の歴史的景観」水戸生涯学習センター
といふシリーズ講座の第4講で「水戸左近の櫻」拝聴。NHK大河ドラマで水戸と斉昭公、慶喜将軍脚光浴びるところ斉昭公の正室となつたのが有栖川宮家の吉子女王(姉の喬子女王が将軍家慶御台所)で、その登美宮降嫁にあたり仁孝帝より左近櫻の枝分け拝領。左近櫻は御所紫宸殿(南殿)前庭にある山櫻で右近の橘と一対はよく知られたところ。左近衛府(さこのえふ)の前にあり勅命で左近衛府が管理ゆゑ左近の櫻。小石川水戸藩邸に植樹され水戸弘道館開館に伴ひ講道館政庁前に移植。明治には元水戸藩士・小澤敏行邸にも株分けされ徳川吉子夫人による碑文もあつたが、その旧・櫻町の場所も荒れて戦後には常陽銀行社宅となり石碑は弘道館に移設され弘道館には宮内庁から3代目の左近の櫻が譲られ偕楽園にも植樹。その偕楽園の櫻は一昨年の台風19号により倒木。講師のI先生はさうした吉子女王に因む左近の櫻の歴史を丁寧に説明されさらに近年「公園整備」の進む偕楽園の景観について鋭い言及。偕楽園が「紐育中央公園に次ぐ世界第二の規模の都市公園」として周辺地域まで開発されるなか光圀公の七面山の当時からの景観をどれだけ毀されているか。本日の講演の間にはI先生の作による新作講談〈水戸左近櫻譚〉を講談師・日向ひまわり師匠により読み語りあり。
和室を片付けて床の間のつぎに机まはりも整えてはみたが和机の右手に祖父愛用の小抽斗を据ゑても、どこか足りない感はやはり手炙りの火鉢がないこと。茶人T君が使つてゐない朱塗の手あぶりがあるから差し上げるわ、と送つてくれる。これを左手に置いただけで何とも落ち着く。
この小抽斗の木は如鱗杢(じょりんもく)といふのださうな。T君は「これで天板に懐紙の束を置いて鈴で押さえたら淀君の御座所」と笑ふが懐紙はあつても鈴がない。
そも/\鈴で呼んでも傭人などゐないだろ。懐紙の上にTiffanyのレンズを置いてみる。
「そのうち仏さまのお厨子など置いたらだんだん鏡花の書斎のように」とT君。こんな厨子棚がほしくなる。
書院なら桂離宮の新御殿一の間にある桂棚とか。
組紐は道明といふ話になつて、やはり趣味人とかういふ話をしてゐるのが本当に愉しいわけですがアタシはUSBメモリに道明の組紐っておそらくこれは世界中でアタシだけかしら。
スガは緊急事態解除も記者会見開かず「ぶら下がり」には応じたが「同じ質問ばかり」と18分に不愉快(東京新聞)
午後7時前にNHKで天気予報見てゐたら画面が突然、スガ官邸に。山田報道官隠しで記者会見に取り消しのスガが「ぶら下がり」。早く切り上げたいが取材の記者も晋三の時には見せなかつた積極性でスガを苛じる。スガは執拗な質問に不愉快さまして何ともマイナスばかりの18分に。
スガもヒドいがニカイもヒドい。なんでこんな連中に国政を担はせてゐるのか。