香港では夕食時の飲食店営業が再開で1卓4人まで。新年の開飯で飲食店も爆満の由。香港でのワクチン接種は日本並みに遅れてゐるがワクチンが中国製でWHO未認可なことを憂ふ蘋果日報。
久ヶ原の茶人T君からヤフオクにこんな大阪万博茶碗が出てゐると教へられてた。お茶の世界でもさういふものを作つて浮かれてゐた時代。竜仙で当時、かなりの数が作られたのであらう記念品。三波春夫は♪今日庵、今日庵、世界の国から~♪と歌つたと畏友J君、その話では数日前に今日庵の大宗匠が筑波海軍航空隊記念館に来られた由。同じ特攻隊での生き残りは俳優の西村晃と大宗匠のお二人だけ。閑話休題。さて、こんな茶碗にどんなお菓子を合はせようかしら。
大阪万博といへば岡本太郎。岡本太郎といへば縄文の時代。縄文みたいなお菓子ないかしら?……でふと思ひついたのが京・亀屋清永の歓喜團。昨年末に南座顔見世に上洛の折、祇園で亀屋清永は寄らずとも店前を通つて歓喜團が印象にあり。薄茶はT君にいたゞいた京・柳櫻園のお抹茶。素人茶ながら、この茶碗もお抹茶もT君由縁ゆゑ今晩は素人茶ながら不審庵に倣ひお茶は泡泡にせず一服してみると点て方でずいぶんと味も香りも違ふものだとわかる。歓喜團もじつにエキゾチックな風味でぞく/\とするほどだつた。
▼日本で最初にワクチン接種受けた東京医療センター院長曰く「痛くなかったですね、ホッとしました」。まじか……最初の専門家のコメントがこれか。ワクチン接種開始で日本医師会会長曰く「これまでの守りから攻めに」。この国は本当に大丈夫か。
東京五輪のコロナ対策73億円「神アプリ」で論戦|TBS
東京五輪のコロナ対策アプリ開発費用は73億円。大失敗した「ココア」費用の2倍。スガはこの費用がいくらか知らず。東京五輪中止の場合もすでに開発で、この費用は発生するのだらう。TBSラヂオの荻上チキで引用されてゐた毎日新聞の記事。
コロナ時代の五輪学① 石坂友司・奈良女子大准教授(歴史社会学)毎日新聞
東京大会で掲げられた「復興五輪」はいつの間にかどこかに行つてしまい「コロナに打ち勝つた証し」に。何が何でも開催するといふ首相、大会組織委員会会長の発言が古い体質の利権優先主義を代表する存在としてとらえられ五輪の理念が「絵に描いた餅」と感じられる。そもそもワールドカップは直に特定のスポーツの世界大会で盛り上がるのに五輪だけは別に意義づけがされるのか。
五輪は創設当初から資金難の連続だったが立ちゆかなくなったために取り入れた商業主義によって崇高な価値を持った五輪がゆがめられたという議論が始まるとブランドを守るために国際オリンピック委員会(IOC)は新たな価値観を創出しようとする。90年代からは「環境問題」に配慮するようになり、その後に生み出されたのが今も続く「レガシー戦略」で2003年に五輪憲章に織り込まれた。五輪が何をもたらすのかという観点が問われた開催都市によるレガシーの創造や構築を通じたブランド戦略は都市開発、再開発に正当性を与えることにもなった。
まさにこれって「電通的」だよね。それの破綻。