富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

立春


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大公報つまりは党政府、それに隷従する市役所の公式発言なのだが教育での「通識」教科を改革することで社会の不安定を正すと。学校教育で社会安定を目指す指導ができてゐない偏向があるからダメとする。日本の自民党もこれに近い錯覚だが一党独裁だからレベルが違ふ。 蘋果日報報じるのは市役所によるクラスター警戒での特定大廈の封鎖で検疫拒否だと門鎖破つてまでの強制。それで住民検疫の結果、感染者0といふ結果。この強制検疫が明らかに何か別の予告のやうな気がしてならず。陰謀論に与するわけぢゃないが今回の武漢肺炎ぢたいまるで何か今後の世界への予兆のやうに思へてならず。

ミャンマー静観する中国「民主化より安定求める」朝日新聞

「軍が国の発展でしかるべき役割を果たすことを支持する」(今年1月にミャンマー訪問の王毅外相の弁)のが中共。「軍」を「党」に置き換へれば中共そのもの。「西側諸国が押しつけた選挙制度による中小国の失敗は民主主義の代価」と宣ふ党紙(下)。だが一概にこれを否定できないくらゐ世界は病んでゐる。

社评「缅甸民主化进程何以再生巨大变故」环球时报 

目前世界上的国家治理模式很少,西方又强推他们的选举制度,中小国家总的来说没有什么选择,在走向现代化的过程中,大多接受了西式选举制度,他们因此而遭遇的失败和坎坷则被解释为“民主应有的代价”。中小国家除了延续传统制度,想搞政治体制摸索和创新基本没有可能。

それにしてもミャンマー国軍が主張する「選挙で不正、存在しない有権者の投票があつた」といふ主張は米国総統選でのトランプの主張とまるっきし同じ。次の選挙では反軍派の立候補に圧力かゝるのは必至(香港も同様だ)。ヤンゴンに居住する知己T君のことも気になつてゐたがアタシが顔本に載せた「JRでディーゼル機関車DD51引退」の記事に彼からフツーに「いいね!」が入つた。ヤンゴンT君曰く「市街はいたって平静を保つてゐます」と。軍の臨時政府化は1年は続くだらう、と見方は冷静。現地とはさういふもの。一昨日、ミャンマーで国軍クーデター、アウンサンスーチー国家最高顧問ら軟禁といふニュース流れ国軍による道路封鎖、国営銀行へ現金引き出しに行列とか映像流れると日本のメディアではすぐ「現地に支店や製造拠点のある日系企業は社員の安否確認に」となるが今回のクーデターは市街戦でもあるまいし、それほどの事態ではない。NHKのニュースでは「さきほど映像の字幕でヤンゴンと出たものは正しくは首都ネピドーでした」。

DD51の初代は昭和37年に日立製作所の水戸工場製で、その後も多くを製造。常磐線でも特急ゆうづるや急行十和田も牽引。水郡線でも活躍していた。
2011年3月に起きた東日本大震災DD51形は燃料不足に陥った被災地へ緊急の燃料輸送のため全国から集められた。運行可能なルートの中に非電化区間があったためだ。設けられたルートは横浜から新潟を経て盛岡と郡山(福島県)へつなぐ2つ。郡山ルートにある磐越西線はその4年前に貨物輸送をやめていたこともあり郡山の運転士たちが急きょ(愛知県にあるJR貨物の)稲沢機関区へ向かいDD51の運転講習を受けた。当時、最年長だった渡辺勝義さん(68)=福島県郡山市=は「DD51を運転するのは十数年ぶりだったが長い付き合いがあったので不安はなかった」。郡山ルートを使った輸送は、震災2週間後の3月25日から始まった。約3週間輸送を続け2ルートで運んだ燃料はタンクローリー約2,800台分。郡山ルートで使われた車両は解体されて残っていない。

相変はらず朝日新聞高橋純子(編集委員)のスパークがすごい。それにしても指摘は言ひ得て妙。

やる気がないのか。向いてないのか。練習不足か。そして気づいた。首相は打ち返すどころかそもそもラケットを握っていない。首相がやっているのはいわばドッジボール=避球である。日本ドッジボール協会の理念にはこうある。「ドッジボールではその『かわす、逃げる』が神髄なのです」「上手に逃げることができればヒーローにもなりえるのです」。

 前首相(晋三)はラケットを握ってはいた。だがアウトをインと言い張ったり(結局やっぱりアウトだったり)、ルールを勝手に読み替えたり相手をやじったりして競技を汚した。それと比べてどちらがマシか、なかなか答えに窮するが、コートに立つなら下手でもラケットを振る、さもなくば退場、どちらかしかないとひとまず申し上げて、私からのあいさつとさせていただきます。