富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

危機になると尻を拭く心配ばっかりする日本人


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九龍佐敦地区の呉松街と上海街に挟まれた区域(観光客に馴染みの廟街もそこにある)の強制封鎖と検疫を前に避難する住民少なからず。それでは意味もないのだが。しかも明報の指摘ではクラスタの集合住宅と強制封鎖の区域が微妙にズレてゐる。

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かういふ措置は昨年一月末の武漢のやうに一切の事前通告なしで即刻封鎖が友好なのだらう。恐ろしく恐慌だが日本の曖昧な防疫体制から見ると、このくらゐしないと防疫効果もないものなのかとすら思へてしまふから。日本のコロナについて朝日新聞夕刊で『地球防衛家のヒトビト』でしりあがり寿先生が描き続けてゐる。

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九龍佐敦地区の呉松街と上海街に挟まれた区域(観光客に馴染みの廟街もそこにある)の強制封鎖と検疫を前に避難する住民少なからず。それでは意味もないのだが。かういふ措置は昨年一月末の武漢のやうに一切の事前通告なしで即刻封鎖が友好なのだらう。恐ろしく恐慌だが日本の曖昧な防疫体制から見ると、このくらゐしないと防疫効果もないものなのかとすら思へてしまふから。日本のコロナについて朝日新聞夕刊「地球防衛家のヒトビト」でしりあがり寿先生が描き続けてゐる。昨年は12月上旬までの276作のうち約170本がコロナの話題で約6割だつたさう。震災でもそれを扱つてはゐたが「震災はケガで、コロナは病気と言うのかな」「ケガは全体のストーリーの中で「今、ここだな」というのが見えるけどコロナはここから先がまったく見えない」と寿先生。感染者が増えた、減ったと数字ばかり見る1年。

それにしても、なんでトイレットペーパーがなくなるのか。わからないよね。危機になると、おしりをふく心配ばっかりするんだよね。日本人は。

然り。

今は、「権力を笑えばいい」という風刺の王道パターンが通じにくくなっている気もします。人々が安定を求めているのか。権力に対抗する側がだらしないのか。

そして寿先生はコロナだけではなく今は笑ひにくい世の中になつた、と。笑ひといへば同じ朝日に高田文夫先生による明治座公演の記事あり。

 明治座のある人形町は高田先生にとつては若い頃に客として通つた劇場と寄席であるうえ界隈は花街。浜町生まれで日大芸術学部の先輩にあたる三木のり平と二人で飲んでは芸者や幇間のうわさを聞かされたのだといふ。酔うと可愛がつてゐた志ん朝師匠を引き合ひに、かう言はれたといふ。

僕が好きなのは志ん朝と高田君なんだよ。ふわっと芸をやってふわっと帰っちゃう。それが、いいとこの子の芸だ。

この洗練された笑ひの極み。

中国河南省で5300年前、最古の宮殿跡発掘調査:朝日新聞

これで中国がまだ一つ偉大になつた。

中国、海警法が成立 「管轄海域で武器使用」明記:朝日新聞デジタル

偉大なる文明強国であるから何事も許される。海警法が成立。中国の法執行が及ぶ範囲について領海や接続水域、排他的経済水域に加へ「中国が管轄するその他海域」と規定。「管轄海域」といふ概念の適用範囲を曖昧にすることで中共に都合の良い解釈が可能に。怖いものはなにもないのか全てが怖いから権力を強化するのか。

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水戸は偕楽園の梅が有名で斉昭公も梅を育て梅干しの貯へを推奨したさうだが生産量では確か和歌山だつたかのほうが断然多い。それでも水戸で梅干しは評判で母から大洗は磯浜の吉田屋といふ老舗(こちら)の梅干しが美味いと聞いたので、それのお試しセットを注文。確かに酸っぱいだけではなくて風味がある。
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花森安治もステキだが武田砂鉄といふ人に惹かれる。

人がいて、国がある。この順番を、ひっくり返してはいけない。国に翻弄されたからこそ、国を疑い続けた。「しかし、いまの日本のように、べつになんにもしてくれないで、いきなり、みずから〈くに〉を守る気概を持て、などといわれたって、はい、そうですか、というわけにはゆかないのである」。一九六九年に書かれた原稿を、今、この2021年にそのまま〈くに〉に差し出したくもなる。

今日も明日も、いつものように暮すというのは、そう単純なものではない。起きて、着て、食べて、歩いて、話して、聞いて、学んで、寝る。それぞれの積み重ねが、その家の、地域の、暮しとなる。個人の暮しより大切なものなんてない。「二度とだまされない」と誓った言葉が優しく強く響く。

こんな優しい言葉で、とても大切なことを書けることに惚れ惚れする。それを読んでから風呂に入るのにラジコで先週金曜日のTBSラジヲで砂鉄さんのアシタノカレッヂを聞いたら冒頭から、この花森氏の三巻を読んで考へたことを熱をこめて語られてゐた。

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冬場のハイボールはずつと炭酸水は常温で夏は炭酸水を冷やすだけで氷は入れないのだが風呂上りのハイボールはやはり氷入りが美味い。