富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

電通が売却ビルは居抜きにて平井卓也のデジタル庁に


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香港で感染拡大のなか何故に全民検疫をしないのかと大公報。(蘋果日報)香港の失業率6.6%で16年ぶりの高率は25万人が職を失ふことに林鄭抽手とリンテイを叱る。反送中「暴動」に武肺で香港経済落ち込んでも当然のやうだが中国の買ひ支へもあり世界的株高でハンセン指数は3万の最高値更新なのだとか。香港で感染拡大のなか何故に全民検疫をしないのかと大公報。(蘋果日報)香港の失業率6.6%で16年ぶりの高率は25万人が職を失ふことに林鄭抽手とリンテイを叱る。反送中「暴動」に武肺で香港経済落ち込んでも当然のやうだが中国の買ひ支へもあり世界的株高でハンセン指数は3万の最高値更新なのだとか。米国も紐育証券市場は史上最高値。トランプでも株高。トランプは総統辞職で「中国ウイルスに悩まされてきた」と最後まで反中感の語気を強めてみせたが民主党政権になつたからといつて中共の政治が軟化するわけではない。退任間際のポンペイ国務長官新疆ウイグル自治区でのウイグル族弾圧を「ジェノサイト」と批判。次期民主党政権でも国務長官候補がこの発言に同意。米中の派遣争ひのなかの日本。かつての医薬大国はもはやワクチンすら開発できず他国頼み。緊急事態宣言でも昨年春の外出自粛では少なくとも一定期間耐へればその先に疫禍後の明るい社会が夢見られたが今回の自粛は飲食店の営業制限するばかり。企業活動も学校も通常通り。水府でも人通りの少ない旧市街で歩行者は老人が目立つ。自動車がないから歩いてゐる。徹底した感染防止もなくワクチン接種は遅れ、こんな防疫で感染者が減るはずもなし。たゞ毎日が感染防止だけ粛々と。さすがに気が滅入る。

本日農暦十二月初八。臘八。久が原T君が臘八粥を煮たといふから大したもの。彼は狂言<文蔵>から温糟粥=臘八粥に結びつくといふ。禅宗のこともわかつてゐないとさうはいかない。香港も、だが台湾の臘八粥が懐かしい。食べ物といへばこの時期、茨城名産の干し芋が出回る。「べにはるか」という品種が定番。意外と高級でこれは500gで1,000円。この(画像にある)干し芋の生産元は水戸の近郊・内原にある日本農業実践学園。ラベルにある法人名の「日本国民高等学校」とは些か右の国家主義っぽいが創設者は平戸藩出の加藤完治(明治17〜昭和42)で、この学校は農本主義に基づき満蒙開拓青少年義勇軍の訓練所でもあり8万人を輩出。加藤先生は終戦A級戦犯となつたが昭和28年に放免。戦後は農業従事者養成の学校として今日に至つてゐる。

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アタシの悪口といへば「晋三」の次くらゐに「電通」がくるが 電通本社ビルの売却検討3千億円規模か 本社は移転せず賃貸に:朝日新聞 ……なんださう。頼みの東京五輪は風前の灯。コロナで広告事業も苦戦。汐留の本社ビルに9千人も勤務してゐたといふのだから驚きだが現在の出勤は2割程度ださう。それこそ製造業とは究極の「無から価値を生み出す」妄想業界なのだからテレワークでも十分だらう。これを呟板に上げたら浄瑠璃K君曰く「そのまゝ居抜きでデジタル庁になる悪夢」と。そりゃ恐ろしい。政府と電通の結託ぶりを考へれば冗談ぢゃないかも。