富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

香港の若者はなぜ政治化したのか?


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全市民への強制検疫で感染者0に!といふ政策に市民の支持と大公報。蘋果日報は検疫を名目に市民の行動追跡可能な管理社会化と警告。 

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 (森友愛国醜聞)財務省の理財局長曰く「何をもって虚偽(答弁)とするかは議論の余地があると思うが答弁が行われたことは事実。深くお詫び申し上げる」。これで「議論の余地なんか、ねぇだろ」。それにX(答弁)がA(真実)かB(虚偽)かは不明だがXがあったことは事実なのでお詫びする」って論理的におかしいわけで実際には虚偽と認めてゐるやうなもの。財務省の理財局長といふキャリアでこの思考的破綻……といふか、それくらい狂気しくなつてゐないと務まらないポストなのかもしれない。

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晋三の瑕疵をすべて一身に背負ふ秘書に悲哀すら感じるが本人は親分に対してかうして身を犠牲にしても仕へることができることにむしろ光栄すら感じてゐるかもしれない。それにしても「秘書が」と一言で済ませられる晋三ら悪い政治家の腹黒さ。

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この講演。表題の通り香港の状況分析が主たる内容であるはずが感覚の鋭い学生は習近平体制の本質とは?と。まさにそこ。香港の現状は現状として香港が今後何うなるか?は香港での抗議、民主化要求の大小よりも中共体制が何うなるか?ですべてが決まる。中共あるのみ。また中国の若者たちはこの香港の動きを何うみてゐるのか?といふ点。中国の民主化の魁としての共感か「我々は中国人に非ず香港人」などと何を騒いでゐるのか?といふ呆れか。残念ながら後者かも。さうすると、この分断はもはや溝が埋まることはないのか、と。

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水府の銀杏坂といふ水戸駅(北口)から上市(うわいち)の旧繁華街に上がる坂の途中にS&Fといふジャズバーあり。Sound and FuryでS&Fといふ。「大通り」でも南側が何うにか人通りあるのに対して北側は人通りも少なく今では周辺の商店街がすつかり閉めてゐるから夜になると、このジャズバーのネオンが暗闇のなかに浮かびあがる。コロナ禍でもひっそりと営業してゐたがなかなか寄る機会もなく今夜になる。ジャズライブの案内やジャズ評論誌のカバーがコラージュされたポスターなど眺めながら急な階段を二階に上がり木扉を押して入ると懐かしい狭いバーにジャズが流れる。40年前と何も変はつてゐない。マスターと女将が40年分大人になつただけ。当時午後3時半に開くと夜に大人の客がやつて来るまで不良良い子の高校生たちの貯まり場だつた。まさに忌野清志郎の世界。今の若者たちはかうしたところに屯ろして余計なおカネも使はないし聞く音楽も当時のジャズやプログレッシヴなロックに比べると今の音曲は幼稚に思へてしまふ。

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三島由紀夫自決から半百