(大公報)一国両制で薬事法も港澳と内地は別であつたのが香澳の認定薬はそのまゝ湾区で医薬として流通可。検疫で内地の専門チームが香港で作業に当たつたやうに着々と「跨境」が始まり徐々に湾区の一体化が進むのであらう。明らかに医療といふ反対も少ないところでの一国両制の済し崩しではある。だが現実問題として一国両制であらゆる差異があるまゝ2047年に向かへないのも事実。だが一番問題なのは政治体制。中共が一党独裁続けるかぎり香港がそれに無理やり合はせられるしかないのか。(蘋果日報)住宅事情過酷な香港で商工業地区のビルが本来は認められない住宅用途のところ1つの物件を23房に割つて違法に賃貸で貸し出し。その商業ビル不動産の所有者が上場企業(富臨)のCEOだと。
昨日陋寓にテレヴィジョン据ゑて今朝早速フジテレビで〈ウサギのロペ〉とNHK教育で〈0655〉を眺める。朝ドラの〈エールは〉二週間以上見ぬ間に終戦後になつてゐたが敗戦から数ヶ月の東京にしてはドラマとはいへ皆が小綺麗すぎて違和感あり。昨日は旧市街で唯一?の超級市場「まちなか」店に出向き旧市街に取り残された高齢者に驚いたが今日は上水戸といふ昭和30年代くらゐまではそれなりに賑はつてゐた地区のメガドンキへ。ドンキホーテといふと狭い通路、棚から崩れ落ちさうな店舗想像するが、こゝは元々は長崎屋の建物で、そこがドンキになつてゐるのでやたら広い分、品薄に見えるやうな商品陳列で、さうなるとやたら安っぽさ感が盛られる。日曜の朝からそこでの買ひ物はけして楽しさに欠ける。まだ昼には時間があつたが水府といへばスタミナラーメンで旧道沿ひの鄙びたラーメン屋が「スタミナラーメン」と看板出してゐたので、そこに入る。もう半年も水府にゐて地元ではソウルフードのそれを食べてゐなかつた。出てきたのはモヤシたっぷりの塩バターラーメンのやう。だが間違いなくスタミナラーメンを注文して店員も「はい、スタミナラーメン」と運んできたのだが。スタミナラーメンにも店それ/\のレシピあつてよいのだが。どう見ても塩バターラーメンだがニンニクの量は並大抵ではなく普通の塩バターラーメンではない。
自転車だつたので少し遠出して見川の「こむぎ屋」へ。おはぎ専門店。
粒あんの小豆と黄粉のおはぎしかない。だが超人気店。午後には売り切れてしまふ。店のコンセプトが笠原の豆大福の「おぐら屋」に似てゐるがご亭主は兄弟なんだとか。
郊外の超級銭湯に浸かる。もう露天は肌寒い。今月朔日に転居して何かと野暮用多く風呂に来る余裕もなかつた。その風呂屋と同じ広い敷地内に眼鏡屋があつて今流行りの格安チェーンなのだが4,500円で1時間でメガネ誂へることができるといふ。自動車と自転車の運転で日暮れ用に一つ求める。日没が早くなつたのと日本は道路も暗くて近眼ではメガネがないと自転車にも乗れない。早晩に近所の馴染みの酒場へ。鯛のカマを焼いてもらふ。まぁ美味しいこと。
酒が進むが駅ビルの無印に買ひ物に行かないといけない。陋寓で床が冷えてスリッパなしには足が凍える。スリッパ購ふにも駅ビルまで行かないと売つてゐない。壊滅的な商店街だがリーガル靴店は昔から店舗を構へてゐる。雨の日用の革靴が、それはリーガルではなかつたが、もうずいぶんと草臥れてしまつて補修しても少しの雨で靴底から濡れてしまふ。一寸奮発してリーガルのGore-Texの防水強化の靴を購ふ。
水府の異常ともいへるゴミの分別。資源ゴミもA(紙類)とB(プラスチック)に分かれてゐてAの紙類も新聞紙、段ボール、その他紙類と紙パックに分ける必要があり、それぞれを紐で十字に縛らなければならない。1枚でも縛ってください……って。紙パックや新聞紙1枚を何う縛るのか……その意義は。陋寓で2週間で紙パックはわずか1つであつた。それをハサミで苦労して割いて一枚の平板となつた紙パックに十字に紐をかけて明日のゴミ回収に出す……もはや悲劇通り越した喜劇である。
人民元が不自由である限り、上海は香港にはなれない。
— 富柏村 (@fookpaktsuen) October 19, 2020
同じ朝日新聞で鷲田清一「折々の言葉」に紹介されそう。「揺れる国際金融都市 香港の中国化、米中にリスク」 #吉岡桂子 https://t.co/6tAjVkfTFm