富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

大下武夫の映画看板画(追記)


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大公報は香港の経済回復を宣伝。蘋果日報はトランプ感染につき続報。それにしても、である。昨年末から武汉で謎の新型肺炎で、それが翌年の秋になつても収束せず、それもSARSに比べ何と政治的であるか、晋三はアベノマスクに象徴される拙いコロナ対応は退陣に少なからず災ひして米国総統選にまで重大な影響与へるとは。香港は反送中の動きを、この「防疫」で禁聚令などいゝやうに利用。ひどい話である。
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本日午前中に先日ニトリで注文したカーテン届く。自ら採寸なのでもし寸法間違へてゐたら……と夜も眠れぬ日々続いたが幸ひに寸法に狂ひもなく安堵。 

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御使ひ物ありかなり久々に木村屋本店へ。じつにきれいな山守柿と栗づくし。黒羽根丁のたい焼きが美味しいと妹から聞いたので、それを購ひ宅に届ける……といひつゝ自分でも1匹頬張つたのだが薄皮で甘さ控へたアンコと絶妙な合はせ方。


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水府市街は本当に商業がもはや壊滅的で蛍光灯一つ買ふにも直近でも水戸驛ビルの商業施設迄行かないといけない。すると6階食堂街のロビーでこんな展示あり。

何気に寄つただけだつたが、この看板絵描き氏のあまりに腕前に三十張もあつただらうかしら往年の大スターの看板画を眺めてうっとり。

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大スターの肖像も素敵だが、この映画〈スタンバイミー〉の絵が往年のペーター佐藤を彷彿させるやうな優しさ。

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昭和30年代からの映画全盛の時代。本当に楽しかつた。水戸にも十余の映画館あり映画館の興行組合が随分と招待券も出してゐて、それを貰つては悪所扱ひの映画館に親に連れられるでもなく出入りしてゐた。 


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この映画看板の大下画伯は第一線退いても絵筆をとりスター肖像画描いてゐたのだが中でも、このオードリー=ヘップバーンは見事。キャメラのレンズ越しなのだらうが自分を見てくれてゐるやうな錯覚に陥る。

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晩に馴染みの酒場で活〆の平目刺身とヒカリメの開きで一杯やる。 だが実際にはコップ酒で4杯も飲んでしまつたが、それでも帰宅してから、あれこれ家事仕事。

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昨日に続きAppleの話が続くが今回のMacBook Air購入で、これまで使つてきたMacBook Proからはデータを移し、それでも50GBほどの画像データだけが上手く移行できず画像はなくしてしまつたらお終ひなので外付けハードディスク購入して画像ファイルを保存、その上で新機に画像を入れる。そこまで一応すんなり済んだが今日あばらかべっそんだつたのはAppleの顧客服務とのやりとり。今回この購入で一部還付あり、その手続きもしてゐたら本人照合ができない点ありと連絡ありAppleに電話してください、で電話する。いかにもけったるさうな声の職員と本人確認のあと……
Apple:確認しましたら今回の購入された方とApple IDのデータで氏名が違うので今回の還付は成立しませんから現金でのそれを希望される場合は今回購入いただいた製品を一旦返送していただいて改めて新規で……
迂生:ちょ、ちょっと待った……そんな話を進めないでください。(菅某政権の日本学術会議介入ぢゃないんだから)何が原因かの説明もしてほしいし製品はもう届いているのだから使い始めていますよ。
Apple:それでも返品していただかないと……
迂生:だから何が問題だったのですか?、それを教えてもらわないと。
Apple:一寸待ってください……あ、氏名が違うんですね。今回購入いただいた時は氏名がローマ字で、先日行っていただいた本人確認では氏名が漢字でした。
迂生:ちょっと待ってくださいよ、漢字でもローマ字かの違いで本人照合できない、って……。今回これを購入した時は自分のApple IDを使っているんです、それが英語バージョンでだから氏名がローマ字なだけ。それに本人確認で提出できるものにパスポートがあったじゃないですか。パスポートだったらローマ字でしょう。おかしいですよ。
Apple:あ、違った、違いますね。氏名じゃありません。住所ですね、本人確認で2つ何か提出してもらうのですが1つは住所がないので2つの提出したもので住所の確認ができなかったんです。
迂生:ちょっと待ってください。おかしいでしょう。1つは運転免許証。もう1つはそちらが提出を認めている健康保険証でカードだから住所は裏面に手書きで記載なんです。カードに住所が出ていなくても致し方ないでしょう、それをそちらが認めているんですから。
Apple:……ちょっとお待ちいただいていいですか?専門の担当部署と確認しますから。
迂生:え、あなた専門の担当部署じゃないのに、そこまで最終決定まで私に伝えていたのですか?
Apple:……お待たせしました、確認しました。氏名でも本人確認の提出のものでの問題でもありませんでしたが、住所でした。
……還付請求のところで住所入力で当方の番地が入力されてゐないといふ。そんなはずないと思ふのだが。それでもApple IDの登録と今回の購入の住所は一致してゐるので、不思議ちゃんもこちらで番地を入れておきます、と。それでも思はず「あのね、結果的にこれで済むからいいんですけどね、最初に氏名がローマ字と漢字云々で、という理由で「この還付は成立しない」というようなことまでさっさと話を進めてしまうのは如何なものですか?」と苦言。こんな不思議ちゃんを金銭マターの絡む内容の顧客対応にしてゐるのだからApple社もさすが今流行りのダイバーシティで大したものである……で済んだかと思へば夕方もう一度電話あり今度は不思議ちゃんが入力した番地がホスト電脳側で反映されてゐないといふ。システム担当と確認して夜までにはアップデートしておくので(ってAppleほどのIT大手での話である)夜にもう一度、本人確認できる運転免許証等のアップロードをお願ひしますといふではないか。ITで先端技術のやうで何処か全く旧態依然とした(なんて言葉は保守主義者は使つていけないのだが)融通のきかない点があるやうだ。