富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

nanacoカード


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(大公報)香港の土地政策は政府が毎年ある程度の公共地、その多くが埋立地を民間に売買することで政府は財源を確保して民間による都市開発が続く形だつたが旧啓徳空港や中環ですでに限界に達したヴィクトリアハーバー沿岸の埋立てで当面の土地提供に限界あり。かういふ認識広めることで人工島建設での大型開発の必要性を浸透させてゆくのだらう。(蘋果日報)香港の米国総領事館が香港の市役所高官や議員に面談することも北京による制限がかゝり香港自治はさらに一歩後退と大公報。香港議員と米外交官の接触 中国政府が許可義務づけか と朝日新聞が報じる(翌30日)がこれ。

昨年の反送中攻防で香港警察に撃たれた青年が朝日新聞の取材に答えてゐる。今の状況を考へると外国メディアの取材に応じたこの青年の勇気も大したもので朝日新聞もよくこれを、と感心。これも間違ひなく朝日新聞香港支局のベテラン助手C氏の地道な取材と人格ゆゑの成果ではないかしら。

(この)男性が撃たれた事件は大学生がつくるネットメディアの学生記者が撮影しネットで公開された。「あの記者がいなければ僕は現場に放置され死んでいたかもしれない」。

といふ青年のコメントが先に目に入り西湾河のあの現場での警察による銃撃は「あの記者がいなければ僕は現場に放置され死んでいたかもしれない」といふような状況ではなかつたのでは?と思つたが、この青年はそれの前にあつた荃湾での警察による過失であつた。それにしても二人の青年は奇跡的に銃弾が急所僅かに外れ命を取り留めたが、かういふ言ひ方をしてはいけないがもし二人のいずれかでも警察の銃弾で命失つてゐたら、その後の反政府運動の流れも大きく違つてゐただらう。二人の警官の粗忽が最悪の結果もたらさず神は香港市役所と中共に味方したかしら。

▼電子金銭の普及で最も注目されてゐたのがセブンイレブンのセブンペイだつたが昨年、鳴り物入りで登場して不正など不具合万出で1ヶ月だかで運用停止は記憶に新しいところ。ファミマやローソンがアプリと連動した電子決済進めるなかセブンイレブンはアプリは商品PRのみで電子決済はnanacoカードであつた。それが10月1日からセブンイレブンアプリに決済サービスPayPayを搭載 - PayPayプレスリリースといふわけで、かうなるとnanacoカードはもう要らないかなと。nanacoカードに僅かな残額とポイントあつたのがちょうどワンカップ大関に。

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夜、テレビをつけたら、すごい演歌歌謡番組。氷川きよしさまのつけまつげはバカボンパパの鼻毛くらい長かつた。ムード歌謡的な演歌の世界に、この両性具有的な綿々とした存在があることが興味深い。


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在宅勤務=出張?5県で職員に手当支給:朝日新聞

千葉県で何故にこの手当支給かといへば職員の服務定めた県条例に「在宅勤務」がなく「出勤」「出張」「休暇」のいずれか。拠つて公務員が職場離れて働く場合「出張」扱ひ*1になるといふ。千葉県は300円の支給につき「自宅でパソコンを使う際の通信費のほか始業終業時などに職場と連絡をとるための電話代がかかる」と説明。この何ともおかしな思考回路が真っ当に扱はれてゐると思ふと怖いほど。

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それにしてもつまらないガースー首相の動静。菅妻は横浜のマンションでガースーは議員宿舎に独居ゆゑ食事が外になるにせよ毎日のやうにキャピトル東急で朝晩ともそこといふ日あり。次に訪れるのがオークラらしい。

*1:通常の出張ではさらに交通費の実費を支払ひ宿泊の場合は定額13,100円。