富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

日朝親善記念碑


f:id:fookpaktsuen:20200825084904j:image

f:id:fookpaktsuen:20200825084907j:image

大公報が報じるのは「2回目」感染、香港大が確認 新型コロナ:朝日新聞 といふ発症例。この方、感染で4月に退院して今月上旬に英国とスペイン旅行して帰国時の検疫で再感染判明。この時期に海外旅行もなんだが感染しやすい体質とかあるのかしら。

f:id:fookpaktsuen:20200825214109j:image

朝のコーヒー淹れるところをいちいち曝したりすると海老蔵のやう。海老蔵といへば呟板やブログなど「載せるのが素早い」と評判で芸能人の間でもネタになつてゐるが時系列が前後するが今晩、成田屋が突然、YouTubeでEBIZO TVで100回記念のトークライブ。30万人突破で、と仰つてゐるがこの予告なしのトークの閲覧者は3千人。成田屋、3Kの意味を間違へた?なんて余計な憶測でEBIZO TVの登録者が30万人超への由。防疫のこと、團十郎襲名のことなど語る。


紐育時報のスドクは昼に10分と時間限定で挑むが六ツかしくて10分でできるのはこんなもの。

f:id:fookpaktsuen:20200825211305j:image

今日ふとしたことで水戸の千波湖畔に日朝不戦之碑があると聞き一瞬「日中不戦之碑」かとで千波湖南岸の重慶広場(重慶市水戸市と友好交流都市)にあるそれか、と思ったが日朝で場所は千波湖北岸だといふ。

f:id:fookpaktsuen:20200825211343j:image

この場所を訪れてみると確かに石碑あり正確には「日朝親善記念碑」。このあたり草茫々だつたが先月だか大々的に芝刈りされ、この碑が草むらから露わになつた。

f:id:fookpaktsuen:20200825211406j:plain

「柳堤」と呼ばれる、この千波湖と桜川にはさまれた細い堤は江戸期の風景絵面にも描かれ人の往来少なからず今では市民にも人気のジョギング、ウォーキングスポットで桜や柳が美しい。

f:id:fookpaktsuen:20200825211415j:plain

なぜこゝに日朝親善記念碑があるのか。その石碑の由来を読む。
f:id:fookpaktsuen:20200825211411j:image

 日朝親善記念碑由来

 一九五九年(昭和二十四年)一二月

在日朝鮮人を乗せた帰国第一船が、新潟港

から朝鮮民主主義人民共和国に向けて出港

しました。これは、日朝両国民と関係諸

団体によるたゆみない運動の成果であり、

翌年四月には、水戸市からも在日朝鮮人

が帰国しました。

 これを記念し、日朝親善の証を後世に

残すため、日朝両国民と水戸における関

係諸団体の協力によつて、ここ千波湖

に柳が植えられ、記念碑が立てられまし

た。この碑石は、日立鉱山の裾を流れる

宮田川の自然石です。

             水戸市

と書かれてゐる通り。上述の「柳堤」は江戸期からあるが今、青々と茂る柳はこの時に記念で植樹されたものとは地元で水戸の歴史に詳しい畏友J君に今日教へられるまで知らず。平壌は古へに「柳京」で柳の植樹は頷けるところ。江戸期からの「柳堤」に朝鮮で「柳」も、これも一つの見立ての妙。それにしても現状の日朝関係から見ると、そして帰国した同胞らの悲惨さ、拉致などの事実を知ると、この石碑の文章も「痛い」もので水戸市がこれを石碑にして……といふ姿勢を問ふ声もあらうかもしれず。だが当時はさういふ時代で、その事実は修正の費用もなし。少なくとも日朝両国の親善といふ気概あり。ちなみにこの石碑に日立鉱山の裾を流れる宮田川の石といふのは鉱山に多くの朝鮮人が徴用されたことに由来するもの。


f:id:fookpaktsuen:20200825211629j:image

f:id:fookpaktsuen:20200825211634j:image

なぜ、ここで突然「京塚昌子」か、といふのは久が原T君との四方山話で出てきたところで、こゝにそれを語るは省くが京塚といへばお馴染みはテレビドラマ〈肝っ玉母さん〉で京塚が中年婦人見事に演じたが、あのドラマでこの役を演じた京塚は38歳から。その京塚といへば、と久が原T君もほめるのがNHKのテレビドラマ〈太夫さん〉。これで「太夫」は「こったい」と呼ぶ。

新派で花柳章太郎内弟子だつた京塚が章太郎と熱演の花魁役で北條秀司作。この時の京塚は二十歳そこそこ。最後、感極まり泣きながら嶋原の道中……の名演。T君曰く、このドラマで大矢市次郎(1894~1972)と阿部洋子(1932~1999)が良い芝居(後者は当然、晋三母の安倍洋子に非ず)。f:id:fookpaktsuen:20200825211641j:image

本日、陰暦七月初七で七夕。水戸からは月がきれい。これで晩十時すぎに月入となると、さてお星さまがどれほど見られるかしら。 それを眺めてゐたら西南に沈まうとする月は白からやがて赤く色が染みはじめ不気味なほど。その裾に茨城県民文化センターでは感染拡大から始めて灯が入つてゐる。今日はイベントはないやうdが明日からホール使用が始まるため点検かしら。

f:id:fookpaktsuen:20200825221510j:image