富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

図書館からの借書


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「なし崩し」とはまさにこのことかと思ふが香港警察がさっさと国安部門を設けたのだといふ。勿論、一党独裁中共にとつて香港の民主化運動は歓迎されないが香港警察もこゝまで積極的になるのは単に中共政権護持が目的とも思へず真剣に米国の介入など国家安全上の必要性を感じてゐるのではないか。 暦では昨日が「入梅」で本日、関東地方も梅雨入り。

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本といふのは買つても読まずに「積読」になりがちだが図書館の本といふのは返却期限あるのがよい。水戸市立図書館の場合、通常の貸し出しは2週間で1度はネット上でも延長が可。つまり4週間が限度。一度返却して、その場で復た借りることもできるが分厚い研究書でもなければ不精で読んでゐないとわかることで恥ずかしい。そこで返却期限に慌てゝ読むことになる。内田樹先生の『憲法の「空語」を充たすために』も今日が返却期限で午後からの悪天候のなか図書館に行き最後、読書メモをとつて本を返却する。 

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山口瞳『行きつけの店』は何度か読んでゐるが松江の話で知己の方のお父上のことが書かれてゐるとわかつて再読。図書館で誰かが借りてゐたのが返却されアタシのところに来たが文庫本だと思つたら1993年初版の大型書(TBSブリタニカ)。実に贅澤な装丁で紙も厚手の和紙のやう。飲み食ひ随筆だと思ふと人気作家とはいへよくぞこゝまでと思ふ。


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桑田忠親『茶道の歴史』(東京堂出版、昭和42年)は借り出したら「のど」が毀れてゐる。これで読んだら中身が外れてしまふので勝手に補修をしてしまはう。

(朝日新聞)「コロナ禍読書日記」人を決めつけずに社会を作る 作家・星野智幸さん|好書好日

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