富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

アーモンドアイ


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香港の教育「偏向」につき大公報は統一試験「牛耳る」考評局を攻撃し蘋果日報は新版の中国史教科書の愛国的偏向を非難する。

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水戸芸術館開館30周年。1990年3月に開館で開館までの、館長には吉田秀和先生と白羽の矢を立てゝ関係者が鎌倉まで日参で秀和さんに就任お願ひする回顧は地元の吉田光男氏(幼稚園のとき一緒だつたK君のお父さんだが)の回顧談に面白いところだが1988年、開館予定2年前に起工でその年の5月に初回の理事会開催で理事長は江戸英雄氏で秀和さんと上述の光男さんのW吉田が副理事長、そして水戸に育つた池辺晋一郎氏らが加はり音楽部門の企画が始まり12月に秀和さんが干潮に就任。それから1年余での開館と小澤征爾が率ゐる水戸室内管弦楽団(MCO)の誕生。開館後4月にMCOの第1回定演、ロストロポーヴィッチ先生のセロ独奏あり。アタシはこの年の夏に香港に移り住み、そのMCOは逃したが4月に企画・若杉弘で鈴木敬介演出のストラヴィンスキー〈兵士の物語〉を見たのが初めて。そのMCOの第100回定演、それは2017年10月で先日、疫禍その映像が芸術館HPで公開されてゐたものだが小澤で第九。その定演の記念冊子に丸谷才一朝日新聞に連載してゐた随筆「袖のボタン」でMCO取り上げた記事(2005年8月9日)が転載されてゐて、これが実に面白い。Chamber Orchestraを室内楽団と訳すがチェムバーは普通の家の室内ではなく王宮の広間。だからChamber Musicは宮廷楽でCOは宮廷楽団なのだが丸谷才一はMCOがサントリーホールに遠征した時、ストラヴィンスキーの〈プルチネラ〉を聴き日本の音楽がこんな風に遊び心高度な表現でできるやうになつたのかと驚き出不精ながら水戸に来て第61回定演でモーツァルト三昧で、そのなかでも〈布拉格〉堪能したのだといふ。

宮廷音楽は日本人の演奏者たちに向いてヰるのかもしれない。なぜならわれわれの現代文化には雛まつりや百人一首でもよくわかるやうに、王朝文化への憧れが生きてゐるからである。この室内オーケストラのモーツァルトは、そんなことを私に思はせた。 


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水戸市立図書館は昨日から再開。感染防止で閲覧室閉めたまゝで本の貸し出しと返却のみ。さう思つて出かけたら開架図書コーナーには入れて児童書コーナーは遊びたくてしやうのない子ども少なからず。徹底するのならネットなり窓口で図書検索の上で貸し出し、返却のみとすべきなのだらうが。図書館利用カード作成の上、本を数冊借りる。帰宅すると坊主音響のノイズキャンセリングヘッドフォンの耳当て届いてゐた。クッション劣化で正規品は4,400円だつたが非正規のものは⅓の価格でAmazonの評価も高い。消耗品だと思へば、これでよい。

(ヴィクトリアマイル)アーモンドアイが4馬身差完勝でG1六勝目:日刊スポーツ 昨秋の天皇賞優勝の後、香港遠征をは直前の発熱で断念。急遽出走の有馬記念は9着に惨敗。今春のドバイは中止で無駄足を踏んだアーモンドアイがルメール騎手でコースレコードに0.1秒と迫つた上で4馬身差といふまぁ見事な勝ちっぷり。


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レース済んでも何てことない平然ぶりが見事。単勝1.4倍でダントツの1番人気の期待に応へ2着にサウンドキアラ(4番人気)と3着に昨年優勝で1:30.6のコースレコードもつノームコア(5番人気)が来てアタシもやつと単勝馬連に三連複まで的中。


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香港では岡田屋(Aeon)にドリアンの芳香が、と家人より。あー、こればっかりは香港に戻りたい。欲をいへばマレーシアでドリアンにむしゃぶりつきたい。日本でドリアンなど高価な上に鮮度も怪ししくとても食べようとも思へず。かつて銀座の千疋屋に干からびたやうなどす黒いドリアンが1個1万円で棚の上に桐の化粧箱入りで飾つてあつた。

▼図書館で読んだ岩波『世界』六月号の神保太郎〈メディア批評〉より。

この「メディア批評」が続いた10年に限ってみると、非常にわかりやすい〈連鎖〉がみえてこないだろうか。戦後最大の自然災害、東日本大震災と、福島第一原発炉心溶融事故が日本を襲った。原子力エネルギーに依存して経済的繁栄を築いてきた戦後日本のあり方を脱する最大のチャンスだった。その時に私たちがやったのは、民主党政権そ引きずり下ろし、今の自民党政権を再登場させたことだった。彼らは311以前のようにやればいいと、アメリカに盲従し、新自由主義的な政策の「やりたい放題」を繰り返してきた。あろうことか原発を再稼働させ、再び経済的繁栄にしがみつこうとした。
その「復興のシンボル」としての安倍政権は、今年の夏に東京五輪を誘致した。廃炉の見通しさえ立っていない原発の現状を「アンダーコントロール」とウソをつき、誘致に成功した。この五輪の予定通りの実施に拘泥した安倍政権と東京都知事JOCの思考が、今次の危機、初期のコロナ対策にどんな影響を及ぼしたのかを詳細に検証しなければならない。なぜならば、メディアも共犯者だからだ。中国や台湾、韓国のウイルス禍が収束の方向に向かうや、日本の対策の後手後手ぶりを糊塗するかのような姑息な動きがみえないか。安倍政権は言う。「今後、人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピックを開催するために、IOCと連携していくことで一致しました」(3月24日の首相発言)。私たちは、これ以上の悲劇を防ぐために、政権を交代させなければならない。それが、コロナの時代に正気を保つことだと信じる。