昨年の反修例風暴で警察暴力につき監警會がやつと報告書発表。香港デモへの対応、警察活動を正当化 監察機関の報告書：朝日新聞 予想通りで警察への配慮あり。721の元朗暴乱では警察が意図的に出動遅らせ被害拡大と批判あるところ「警察官の配置などに問題あり」と述べたにとどまり831の太子站暴乱では「デモ参加者を駅内に封じ込めた警察の作戦に問題はない」とした上で車両内での警察の殴打には言及せず。一連の警察の発砲も違法性なし。大公報は「太子站で死人はおらず」と、これは監警會報告待つまでもなく疑ひないと思ふが、それはそれで警察の暴力が全て免罪となるはずもない。いかにも蘋果日報はこれを批判しさうだが「わかりきつた報告」に騒ぎもせぬ姿勢見せたか教育局がDSE試験への介入を報じる。SCMPが一面で、その両方を報じてゐるのが興味深い。
別冊太陽『和菓子歳時記』は1981年刊で久ヶ原Ｔ君より、山と渓谷社『日本のお菓子』は1990年刊で築地Ｈ君君からのお勧めで古書肆より入手。3、40年経っても和菓子の老舗情報は今でも有用でござゐ〼なのだ。
とらやの〈霜紅梅〉は草間彌生よりも斬新で寛永の意匠の〈弥生の空〉は60年代のパリのモダニズムのやう。伝統的な和菓子だが原料に白豆が使はれるやうになり江戸中期から砂糖普及で「砂糖甘い」は斬新なもので今尚ほ違和感ありや。
別冊太陽のご馳走は侍従長・入江相政と虎屋先代・黒川光朝の対談。余談だが入江さんのこのワイシャツの襟の意匠……こんな斬新的な柄が似合ふ御人は他におりません。久ヶ原Ｔ君に指摘され合点したが対談の最後で虎屋先代の発言を侍従長としてしまひ、そこから発言入れ替はつたまゝの構成ミスあり。
