富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

人生は本来、不要不急


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香港警察の暴力化が止まらない。中共の場合、軍も公安も少なくとも党中央の管制下にあるだけマシ。香港では林郑や保安局長など警察に対して何ら指揮権もなく、なにせ林郑などそれに縋つての地位なのだから、警察のやりたい放題。まさに無法地帯とはこれ。党中央は香港警察が壊れゝば壊れるほど軍と公安を香港に出しゃばられる口実になるから傍観。最悪。 

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疫禍、我々はこれまでの価値観だとか人生観を見直さなければならない。今まで信じようとしてきたものの欺瞞が明らかになつたり。寄稿(新型コロナ)養老孟司「人生は本来、不要不急」朝日新聞 養老先生は禁煙する必要性がまた遠のいただらう。

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台湾の自信。李登輝先生は台湾が悲哀を礎にこゝまでやつてきてゐる気概に、どれほどの感慨をもたらてゐることだらうか。 

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4月2日に香港から日本に戻り実家で翌朝、何気なくみた番組がこれ。テレ朝「じゅん散歩・神戸」2020年4月3日 高田純次が神戸の人工的な市街をぶら/\。地震で壊滅的被害あつたところなのだから人工的な都市設計で当然なのだが。3月下旬くらゐの録画だつたのだらうか早い桜が咲いてゐて通りすがりの市民も確か誰もマスクもしてゐなかつた気がする。通りかかつた横尾忠則現代美術館で〈兵庫県立横尾救急病院〉の展覧会開催中で純ちゃんも、それを見学してゐた。(寄稿)横尾忠則「コロナ苦境、創造の力に 嫌な空気漂う作品、時代の証言者」朝日新聞

展覧会のオープニングの来客全員にマスクを配布して装着してもらった。主催者や美術館の職員らは白衣とマスクでコスプレ、大がかりな演劇的パフォーマンスを演出した。150人以上のマスク集団は誰も見たことのない光景なので美術館内は異様な雰囲気に包まれた。美術館のロビーから展覧会場には沢山の医療器具が配置され、病院さながらの様相を呈し、美術館がそのまま病院にハイジャックされた形になった。
この時点ではマスクを装着した人々が街に溢れ、都市空間がアート化されるなんて誰が予想したであろうか。アートはしばしばその発想源が無意識に未来を現在化させる予知的なエネルギーをその内に秘めていることがある。従ってアートを予言(者)、幻視(者)と評される所以でもある。とはいうものの、今ではマスクはただの日常風景。

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草間先生の元気さうだ。もう何十年も(少なくともアタシがその話を草間先生側近のT君から聞いたのが、もう35年くらゐ前のことなのだから)病院に住み込んでアトリエに通ふ生活をしてゐるのは草間弥生独自の衛生と健康に対する強い意識なのだから……と思つが、そのシェルターのはずだつた医療機関が疫禍クラスター化してゐるとは。

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4月初旬からマスクはずつと「在庫切れ」 だつた水戸駅の薬局で今日は店頭でマスクを売つてゐた。今月に入つてマスクは焼肉屋か焼き鳥屋が薬局では扱へない経路や材質に疑ひあるものを道路際で売つてゐるものだつた。薬局でやつと売り始めても、もう誰も行列に並んだりしてまでマスクを買はうとはしない。

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妹がもらひもので茨城・石毛の「ゆたかや」の「だんご」はまるで縄文時代の倭」菓子のやうだ。