富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

自宅待機要請4日目


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自宅待機要請生活も早くも4日目。意外と飽きないのは元々勤労意欲もない出不精だからかしら。今日のミッションはウォシュレット外してトイレの大掃除。成田の検疫官のご指導に従ひ生活必需品の買ひ物だけ最低限の外出。無性に鉄道や路線バスに乗りたいが我慢。水戸駅から人気のない大通りを南町方面に上る。意外と若い人が起業した店もあるのだが飲食店の大半は臨時休業。それでなくても地方都市での地味な商売で臨休は本当に堪へるだらう。奈良屋町の路地に入る。

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昭和も40年代までの賑はひで50年代にはもう閑散としてゐたが水戸東照宮の崖下のこの地区は当時の風情のまゝ時代が止まつてゐる。 


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八百徳といふ老舗の魚屋で初鰹、マグロ赤身、鯛と赤いかの刺身を購ひ今晩はこれをご飯でいたゞく。寿司も好きだが美味い刺身はご飯と一緒だと旨みがまして本当に格別。
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紐育在住でジャズミュージシャンをしてゐる友人のことがさすがに心配でメールする。桑港での仕事を済ませ紐育に戻ると防疫で緊急事態体制となり自宅に籠つて外出控えてゐるのださうだがフリーランスのミュージシャンにまで4ヶ月の失業手当の対象の由。毎月固定額の収入なんて人生で初めてだと。日本に比べたら米国の公共政策は大したもの。かういふ非常事態にどれだけ?で政府や自治体の政治力が問はれ我々がそれを信頼するか何うかが決まる。

吉見俊哉「五輪はもう「輝かしい時代」を招かない」(朝日新聞)20200402

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