富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

并开始出现恐怖主义的苗头

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さすがに昨日、あちこちで血を見た抗議活動と警察の鎮圧は後味も寝つきも悪い。昨日あの争乱は警察が初めて暴力で抗議活動鎮圧の612、721の元朗に続き811として重要な日となる。その市中混乱の最中、林鄭は何をしてゐたかといへば新界粉嶺にある解放軍の軍営にて「香港大学生軍事生活体験営」の式典に参加して「斉心一致維護美麗的家」と笑顔で宣ふ。よく、このタイミングでかういふ赤化企画に行政長官として顔を出せるものと言葉もない。CY梁や梁愛詩ら香港の中共派ずらり。これに参加する香港の大学生といふのも時代が時代なら三島に傾倒の森田必勝ほどの思想性でもあるのか、否、あるはずもないが、かうした愛国点数が将来「社会信用体系」の成績で有利に働く時代到来かも。

f:id:fookpaktsuen:20190812112239j:plain国务院港澳办のスポークスマンが会見で「连日来,香港激进示威者屡屡用极其危险的工具攻击警员,已经构成严重暴力犯罪,并开始出现恐怖主义的苗头」と香港の反政府運動での黒蟻の群れをテロリストと定義。港出現恐怖主義苗頭「向一切犯罪行为说不,向一切暴力分子说不」といふ発言は国内の圧政を見れば、そのまゝ中共にこそ言ひ返したいところで「止暴制乱、恢复秩序」も811の警察暴力行為を見れば「警察さへゐなければ反政府運動もあそこまで暴力化しない」といふ逆説すら生じてしまふ。そこでテロリズムとは何か。「政治的な目的を達成するために暴力および暴力による脅迫を用いること」(ヰキ)とすれば黒衣の群れが「警察と対峙した時の行為は」これに該当する。但し地下鉄サリン事件911、ISの行動に比べれば武器も細菌兵器やハイジャック等もなく雨傘が防具で警察に向けての投石や雑物放火程度で警察が本気で鎮圧しようと思へば一網打尽が用意だと思ふと、これを「テロ」とは言ひ過ぎ。むしろチョムスキー的には中共のやうな国家テロリズムの方がウイグルでの弾圧など見ればずつと恐怖。

  • テロリズムという語の現代的な用法は政治的なものである。テロリズムの概念は、しばしば国家の権威者やその支持者が、政治的あるいはその他の敵対者を非合法化し、更に国家が敵対者への武力行使を合法化するためにも使用されている。
  • 自国や自国の支持する武装集団による暴力行為はテロリズムから除外して他の組織のもののみをテロリズムと呼んでおり、定義が自己中心的で、普遍性を持ちえず、妥当性に関しては疑問視されている。
  • 一般的に、テロリズムは「非難される行為」と位置づけられる。また同時に、テロリズムは「周知されることで恐怖心を呼び起こすもの」である。そのため、「テロリズム」という言葉の持つ、強い反道徳性・反倫理性を活用するかたちで「自らとは異なる立場に立つ者のアピールや実力行使」に対して、「それはテロリズムである」というレッテル(ラベル)を貼るという方法で非難を行うという方法論・戦術がある(プロパガンダ)。この非難の対象とされるものには、しばしば政治的アピールや非暴力直接行動などが含まれる。

かうした定義で明らかなことは「ある行動が利害が対立する者からの「テロリズム呼ばわり」に基づいてテロリズムになるわけではない」わけで「利害対立者の行動をテロリズム呼ばわりするというのは正当化のための修辞(レトリック)」であり「その行動がテロリズムに分類されるべきものであるかどうかを決定するものではない」。

よつて中共反政府運動をテロ呼ばわりしても説得力もなければ納得できるものでもない。

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さて、その「テロリスト」たちは、といへば今日は午後から空港に集結。空港は海外への格好のPRになる上に警察もさう容易には催涙弾など放てず。猛暑のなか冷房もありがたい。あつといふ間に数千人による空港占拠、空港管理局が夕方以降の全便欠航決定。

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警察が抗議者一掃に空港で催涙弾?と噂流れるなか17時すぎから抗議者ら出発エリア明け渡し多くが空港脱出開始で1時間後には空港は「占拠されてた?」に。これまでの空港での抗議活動のやうに到着エリアに百人単位の座り込みのみ。かうなると「なんで全便欠航にした?」と搭乗客のクレームは空港管理局へ。警察もスカされたようなもの。本当に柔軟な“be water”の動きが怖いほど。日本のテレビ報道見てゐると夜になつても香港全便欠航、これは事実だが空港の「占拠」がまるでずつと続いてゐるやうな印象で全便欠航となつた18時にはすでに多くの抗議者たちは空港を去つてゐたといふ事実は一言も触れられず。

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警察の午後4時の定例記者会見は昨日の警察暴力もあり記者たちも臨戦モード。警察側はナンバー2まで出演の対応。記者の執拗な糾弾のやうな問ひ警察のスポークスマンも泣き顔。

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多くの点で曖昧な釈明するばかり。状況不利なことには「具体的な調査材料がない」と惚け、過度の行為には状況の切迫と言ひ逃れ、期限切れの催涙弾使用には効果最適期限で使用期限ではないと恰も賞味期限切れの食品食べるときのやうな言ひ訳。葵芳站は半地下の構造でホームから線路はすぐ屋外のため催涙弾1発の使用は深刻な被害はないと判断、太古站で至近距離で撃つたのは胡椒弾で生命に危害ない……。この記者会見は3時間余で香港警察設立以来の最長記録達成。

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「もし一つの業務上過失の訴へに停職処分としてたら警察職員の半分が停職になつてしまふ」と警察ナンバー2

警察の一連のお粗末に言ひ訳ばかり並べる中で、一つだけ殊に気になつたのは尖沙咀で警察の催涙弾で右目損傷といふ女子のこと。警察は報道のビデオや写真等しか状況材料が出来てをらず、これが警察の砲弾による損傷なのかも未確定、被害者本人の回復を待ち聞き取り等も必要とする。この女子の立つてゐた場所と尖沙咀警察署との位置関係から銃撃があつたとするとおかしい、映像記録で空白の時間帯があるとか。

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大公報は止暴制亂/爆眼女料被黑衫自己友打中/大公報記者高仁 馮錫雄といふ記事で具体的に、この事故は黒蟻の中の過失によるもので警察に責任転嫁、さらにその鋼鉄弾を撃つた中文大学の学生の名前まで明かしてゐる。これが実は抗議者側が警察に放つたスリングショット(所謂、パチンコ)に当たつてゐたとすると「戦局」に重大な影響あり。

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能力不足の政務司、保安局長と運輸局長も相変はらず予定稿読むだけの記者会見で苦労。そのなか林鄭月娥はといへばマカオに出向きどーでもいい大湾区イベント。本当に無能無用の才媛の開き直りは怖い。

今日はもう何もないか、と思つてゐた夜更に太古站に抗議者数百人と報道あり何かと思へば昨晩の太古争乱につきMTRに対して警察の構内侵入をなぜ許可したのか(警察を入れることで混乱になる)、C出口のエスカレーター下のシャッター降ろしたのは何故か(それにより逃げ場なくなり事態悪化だがMTR側は構内から混乱のC出口に上がる客が出ないための措置と釈明)と問ひ質し当日の監視カメラ映像の公開等求める。MTRで対応は太古站の若い職員らで圧倒的多数の糾弾に立場とはいへ彼らに何か瑕疵あるのか?と同情したくなる。この抗議は2時間だかに渡り一部の抗議者はそのまゝ終電後も構内に居座つた由。抗議の相手が政府や警察ばかりかMTR等にまで広がり、もはや「反送中」が「反中」すら通り越していつたい何が否定の対象なのかわからなくなつてゐる。

後反送中 出師無名 五求運動 無中生有 - 吳光正 - 信報網站 hkej.com 全文はFacebook-富柏村に引用あり。

「反送中」的訴求是這次運動的大樹,這唯一的大訴求已獲得政府於七月九日接納了,這政題大樹已倒。你滿不滿意「壽終正寢」這四個字也好,所有人都知道送中條例「已死」!今時、將來的特首也不會再重提,政治代價太大。再爭拗它「死與未死」已沒有任何意義。任何家庭、社區、企業和政治的「糾紛」,當你已得到了百分之99,對方已經給100,就是任何大狀也會着你妥協,應該「收貨」,這次深信絕大多數務實的市民已「收貨」。絕大多數的和平示威者也是,所求的道德高地已達到,「再出師已無名」,車軚已無氣,帆已無風,再綁架香港人而繼續鑽牛角尖,用這極「薄弱」的反送中餘下的技術細節去拋磚引暴,要香港付出更大代價,為什麼? 初衷一大訴求已達,但暴力纏擾行動升級。居心何在?
事實上,反送中已「game over」,其初心已懂, 現時的五求運動只是讓人感到是「偽裝」以反送中「過氣」的「旗幟」去爭取「佔中」失敗未能得到的東西、為爭取《基本法》以外的東西鋪路,五大訴求內的第五項雙普選也是虛招。其實這次是與中央爭權,改《基本法》,改831 定案,逼出政改使反對派能掌控立法會。似乎這些才是現在仍不收手的陰謀和最終目標! 第一至四項訴求是煙幕。這「五求」其實是僞裝的一場新的政改運動在生苗。而這次暴力、脅持手段已遠超佔中,又痛缺「真」反送中之道德高地及大樹政題。所以只可還用這過氣之旗幟欺騙香港,欺騙年輕人, 欺騙六月為反送中「單一議題」出來的和平示威者。
佔中沒有成功,是因為佔中想「爭取」《基本法》以「外」的東西, 而當時反對派自己又放棄了《基本法》內可給予的特首普選方案。這次「反送中」能成事,是基於「維護」《基本法》「內」的權力、法治、原有生活方式不變,井水河水論。在多次大型遊行示威活動中,絕大部分示威者是和平的,他們已成功顯示香港是自由之都,是開放形的社會。「爭取」與「維護」是大大不同的。
再這樣下去不會有贏家,後果也像五年前的佔中一樣得個零,這次最後敗因也沒有變,不服氣,再與中央爭權,以為這次可以用暴力去逼北京改《基本法》和「831」。請不要再令香港再付出沉重代價!
「反送中」這「主菜」已完了,光復革命者想「延續」運動,怎麼辦?只能利用一些「無中生有」的手段及劇本,創造新平台,當中最容易就是針對警察與其家屬子女。警力是1對50甚至對100,所以警隊必須有恰當的武力才能有效執法。「暴警」、「黑警」是可造的政治題材。不停以「知法犯法」的多種行動,再用逼、辱、罵手段,「引」警方出手執法,拍下恰當片段, 與志同道合的人士,每天在網上製造精彩和具爭議性的一面倒的故事,挑起事端和言論,傳遍各地,推高不滿情緒,罷工罷市,堵塞交通,停頓社會運作,完美劇本,完美風暴!但司馬昭之心路人皆見。

今日は啄木の「ココアのひと匙」が頭に浮かんだ。

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