逃亡犯条例改正に端を発した情勢不安定で何も策のない香港市役所は今回の騒動による経済損失を唱へ、それからの回復の必要を説く。林鄭は昨日の記者会見で2003年のSARS疫禍超へる経済打撃と嘯くが1997年のアジア通貨危機も含め今回の騒動ではまだそれほどの打撃ないといふ数字あり。
今回、反政府の世論から林鄭に求められてゐる5つの請求
- 逃亡犯条例改正の撤回
- 612「暴動」定義撤回
- デモ参加で逮捕された市民の釈放
- 警察暴力の独立調査
- 普選実施 *林鄭月娥辞任に置き換える例あり
は現時点で絶対に譲歩は期待できず。
- 条例改正は事実上の廃案で「撤回」不要
- 暴動性があつたのは事実といふ政府・警察の認識
- 法律と司法手続きに基づく対処
- 暴力行為鎮圧と社会治安を優先
- 2014年8月31日の全人代常委決定と翌15年6月18日の立法会での普選「否決」 *北京中央は林鄭継続支持
の何れ一つとつても見直しはあり得ず。抵抗運動をしてもしなくても政府の判断は崩れず抵抗続けることが寧ろ抵抗する側に不利な結果もたらすのだから無駄な抵抗はしない方が良いといふ。だが何故、抵抗するのか。
逃亡犯条例改定なければ反対も、独立調査拒絶せねばデモも、政府が警察の背後に逃げ込まなければ市民と警察の衝突も、警察と黒社会の癒着と白色テロがなければゼネストも、政府がそうした要求を軽視しなければ市民の不満の沸騰も、何もすべてなかつた……独裁政権是罪魁禍首(独裁政権が諸悪の根源なのだ、と。
今日は土曜日で朝から家族で公共募金活動あり。今日は中聯辦系の社団が募金活動あり、それへの「非協力」求める情報がネットで流れてゐる。太古と中環で見かけた募金は海洋公園保育基金なるもので中共系ではない。
調べてみると香港島がそれで九龍は民社服務中心、新界が荃湾葵青区婦女会となつてゐる。民社服務中心は八五罷工に参加求めてゐるのだから民主派、婦女会は明らかに親共系団体。迂闊に募金もできない。
今日は午前中、中環で反送中で親子平和デモから始まる。警察が不反対通知出したデモで黒蟻の群れも関はらず平和裡に終はつたやう。
昼に十数年ぶり?で湾仔鵝頸橋街市熱食中心の清真恵記に。ハラルで焼鴨と咖喱羊腩が馳名、さて何方にしようかと悩む。
水泳した後で空腹だつたので咖喱羊腩飯をがっつり喰ひ焼鴨は持ち帰り。
自宅で洗濯物干しを眺めたら白シャツばかり。これぢゃ街を歩いてゐたら元朗帮の一員かと思はれても致し方なし。一寸自慢すると丸首シャツは利工民の金鹿で、開襟シャツはAscot Changである。
出口は見えなくとも、それでも本日も各地で黒蟻の群れと警察との小競り合ひが続く。
尖沙咀で何か狼藉働いてゐたでもない女子が警察に拿捕された現場の写真。無防備な相手に二人がかりで。この警官の所作から、いかに常軌逸した興奮、混乱にあるかが窺へる。
連日の抗議活動に次から次へとアイデアとテイストにあふれたポスターが造られる。実に見事な出来。
日本も中共なみに政府の意向だけで成立してゐる。
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— 富柏村 (@fookpaktsuen) 2019年8月10日