富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

蘇澳

農暦二月廿二日。晴。朝からぼんやりとホテルで寛ぎ読書。台北站構内でやつと「台北鳥人間」と再会。

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これのどこが現代芸術の傑作なのか全く理解できないが台北站といへばこれ。午前十一時に台北バスターミナル発のバスで一路、宜蘭の羅東へ。鉄道にも乗りたいが宜蘭には鉄道だと瑞芳のほうを回るので遠くバスだと五号幹線が山を隧道で貫き羅東迄八十分程。羅東のバスターミナルで蘇澳行きのバスがすぐに発車で午後一時過ぎに蘇澳着。


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蘇澳は沿岸の南北が岬で太平洋の大波から守られた美港で古くから海上運輸の要所。

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日本統治時代に鉄道が整備され沿岸の港から蘇澳市街を経て宜蘭を経て台北に結ばれてゐたが鉄道は花蓮からの東部幹線整備されると海沿の蘇澳には入らず、そちらが本線となり蘇澳新站が出来て蘇澳新站〜蘇澳が枝分かれの支線扱ひ。

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東幹線を花蓮から台北に向け乗車しても蘇澳新站通り過ぎるばかりで新站からわずか一站の、この支線は未踏で今回これの踏破。一時間に一本あるかないかの運行だが幸ひ蘇澳発の列車は本線に入ると、そのまま上りで台北迄乗れるのは便利。次の列車まで半時間程あり。鉄道はこの站で終点だが線路は草茫々で先に延びてゐるのはこの先に扇型方向転換場があつたため。線路歩いて行つても誰にも叱られさうもないが一旦站を出て線路沿ひ道路を東行し転換場跡地を見学。

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十三時四十分発の列車で蘇澳発ち羅東、宜蘭経て五十分で礁渓へ。


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何年か前に来た時と一緒だが柯氏葱油餅頬張り黄聲遠の公共建築群を眺め森林温泉の露天風呂に浴す。


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燈刻に森林温泉からは近いバスターミナルから台北行きのバスに乗る。1−2配列で実に快適。台北市内に入ると地下鉄・木柵線の科技大樓站で次が終点の台北で市内の交通がやはり混むので科技で下車する乗客多し。アタシらも此処で降りて飲食店や小売店多い大安路を北上して歩く。信義路を越へ忠孝路に近い路地にある陸光小吃館。昨日夕食をとつた陸光小館の分店で旧店にゐた顔見知りの店員の誰か一人でもゐるかと思つたが昔の店員は家族経営のやうだつたが一人も残つてゐないのは経営も変はつてゐるのかもしれない。馳名の獅子頭砂鍋。豚挽肉の大きな団子が獅子頭とは。

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信義路から善導寺のホテルに戻り温泉の湯疲れで早寝。