農暦十二月十三日。寝入つて飛行機が離陸したのも気づかず夜中の、こんな時間に機内食ですと言はれても食べるのは数人。殆どの客は僅か四時間余でも明日に備へ睡眠貪る。用意された機内食はどれだけの無駄が出るのかしら。喉乾き目が覚めてBloody Mary飲んで二度寝。夜明けの成田。06:30に到着で空港で洗顔したりしてゐたら乗れた成田エクスプレスは75分後。日本に戻ると1時間もしない間に「なんだこりゃ?」の違和感感じること少なからず。
成田エクスプレスではJR-East Free Wi-Fiなるサービスあり英語での説明に「日本もだいぶマシになつてゐる」と思つたが、そこに日本語で「この列車では外国人旅行者向け無料インターネット接続サービスを行っています」と但し書き。なぜ外国人のみにせねばならぬのか違和感。鳥居坂へ。泊まらぬが一つ手続きあり。
その後、晩まで所用。昼は鉄火丼。鮪の赤身だけなら1,500円でHK$100ドル余。伊豆の蜜柑は一山300円。
全てが安い。晩も鯵の叩きが800円、鮑の刺身でも2,500円。
これぢゃ海外から千客万来は当然で日本の魅力は超安値が、なのである。