富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

ラウンヂ

農暦十二月十二日。快晴。早晩帰宅。参鶏湯を啜り旅荷まとめ晩十時に陋宅出て家人と香港站から空港へ。

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Amexのラウンヂで花膠響螺鶏湯啜り水の如きドライマティーニ一盞。ラウンヂ好きは空港に早く来てまでラウンヂで寛ぐがアタシも若い頃は楽しみだつたが最近はラウンヂでも搭乗待ちは無聊。数時間の乗り換へなら、そりゃ有り難いだらうが。このAmexの施設は24:30に終ひで未だ遅いフライトの客がまとめて出てゆくのはディアスポラの如し。深夜一時過ぎのCX524便。Cクラス宛てがはれ睡眠誘ひ服薬し寝入る。

陶傑先生の蘋果日報連載で英国のEU離脱案英国議会否決について書いてゐるのが面白い。親戚關上了門 - 陶傑 https://t.co/RJUdXyUzWY 英国のEU離脱は英国にとつて心臓手術のやうなもの。心臓手術の場合、人工心臓が必要なやうに英国はこの決断にあたりEUといふ心臓に代はる心臓が要るのだが今回の離脱は、この手術で代替用意しないやうなもの。つまりまさに死に至る。EUに三行半突きつけるのだから代替は北米に頼るしかなし。咲の大戦で欧州がナチス獨逸軍下になるなか対独戦に挑むチャーチルの英国のとき同様。但し当時はチャーチルにとつて米国のルーズベルトソ連スターリンと役者揃つたが今の英国メイ首相にとつて米国がトランプでは始末に負へず。この欧米の混乱を陰で北叟笑むのは誰か、と。