富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

ショパンコンクール

農暦十二月初五。このところ朝は暗いほどの曇、昼はやつと時たま陽がさす程度。気温は摂氏20度超へで高湿度と3月のやう。

 岩波の『図書』で連載されてゐた『どこまでがドビュッシー? 楽譜の向こう側』がとても好きな私、青柳いずみこ『ショパンコンクール』(中公新書)読む。もう少し、これまでのショパンコンクールの裏話のやうなもの期待したが著者が2015年のコンクールの春の予備予選と秋の本大会の全行程の徹底したレポート。いくら蕭邦が好き、蕭邦のピアノ曲なら多かれ少なかれ知つてゐる、でも各国からの若手につき一人一人の特徴を読んでも「わからない」。だがコンクールで選べるピアノがスタンウェイとヤマハがあつて、どうしてヤマハが人気か、とかカワイの凄さとか、ピアノの椅子や出場者の要求でペダルまで調整する調律師の話といつたエピソードが面白い。
この本でも絶賛されてゐる2015年のコンクール開幕でのアルゲリッチさまによるシューマンのピアノ協奏曲2番の演奏。

香港政府の港独等の言動についての取り締まりにつきパッテン元総督のコメント。中共の台湾対策にせよ西欧レベルでの民主主義概念が前提だらう、と。一党独裁で何をか言はん哉で、その通りなのだが。