農暦十一月廿八日。霧雨。寒さ幾分弱まる。気管支炎の咳は抗生物質が効いたやうでだいぶ体調は良くなる。香港は一月一日除けば平日でお仕事。早晩に湾仔のバーMに家人と落ち合ひ一盞。
今年初めてのドライマティーニ。Hennessy Rdの何かと怪しいご商売も入居の國華大樓にある菜雍坊新派粵菜(King's Choice Restaurant)といふプライベートキッチンでK女史夫妻らと五人で新年の食事会。
食前酒に八海山の大吟醸持参。H女史持参のVaulorent Chablis 1er Cru 2015年が美味。6人のうち5人が酒飲みで上述の八海山とChablisの他、白とロゼ各1、赤は阿根廷のChacra Barda Pinot Noir 2016年と飲みすぎ。
「雪をみて二二六事けんを思ふ」昭和天皇の心境映すメモ:朝日新聞 https://t.co/rmj4wcJ6t5 元旦に記事になつた御製推敲のメモばかりか行幸先の雪に遭つての、この感想が発表されるとは。平成の終わりに。
— 富柏村 (@fookpaktsuen) January 2, 2019
朝日新聞で元旦の昭和天皇御製推敲の手書き草稿(詠草)見つかるといふトップ記事に続き今日は昭和さんの心情綴るメモもありと。昭和50〜60年代にかけての8枚で、その内一枚には東京での大雪に「一月寒中寒期きびしく、立春なれど寒さきびしく雪をみて二二六事けんを思ふ」といふ記述が大きく取り上げられてゐる。天皇の直筆といふ点では珍しいものが出てきたが二二六事件の当時を知る人は小さん師匠からうちの祖母まで当時、東京に暮らしてゐた人は冬の大雪によく二二六事件の日は、と話したもので先帝もその一人なのは当然、と久ヶ原T君と話す。記事はそこまで、だが元旦と今日の連発が敢へて平成最後の正月のスクープに当てられたことが確かなだけ。それにしても、とT君の指摘は先帝の克明な回想癖・記録癖は「排泄欲」とでも呼べるもの。
この正月で初笑ひは、このHuawei関係者がTwitterで従業員に送った新年のメッセージ。iPhoneから送つてゐたとは。それにしても中共が米国でのHuawei規制に対抗した中国内での蘋果製品不買で蘋果は売り上げ大幅下方修正だといふのだから中共の力は偉大。
【不敵加租】銅鑼灣29年老字號居酒屋 一番1月尾結業 https://t.co/Q5r7SNtZaC via @蘋果日報
— 富柏村 (@fookpaktsuen) January 3, 2019