富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

fookpaktsuen2018-04-15

農暦二月晦日。雨。NHKの「日曜討論」は公文書問題、働き方改革がテーマだが前者は今回の政治混乱を公文書問題に矮小化していゝのか?といふ見方こそあるものゝ全体としては程度の差こそあれ与野党とも改善が前提なので与野党対立もなく討論にもならず、が何とも今の政局そのもの。午前はジムに行きトレッドミルで走る。午後になり晴れ。書室片づけてゐてもう十年以上放置してゐたContaxのU4Rといふデジカメ充電してみると、ちゃんと起動。画素こそ粗いが、これはヤシカ以来の日本のカメラ技術の歴史に残る名機。夕方、家人と北角から太古までハーバー沿ひを散歩。太古坊のベルギー料理“FRITES”で早めの夕食。二人で一つのハンバーガーを半々が精一杯。NHKスペシャルでシリーズ「金正恩の野望」?「暴君か戦略家か禁断の実像」見る。核ミサイル開発など強硬な姿勢を貫き「戦争か」と世界を恐れさせた暴君が一転に対話と外交に打って出たのは周到な計画……とすると北の核軍事化を利用した晋三らはさらに悪といふことに。暇な日曜日で本も読む。『「暗黒中国」からの脱出』安田峰俊。顔伯釣といふ中国の穏健派の公民運動活動家が当局に睨まれ北京を脱出し西蔵ミャンマー赤区に越境までして北京にまた戻り公安に逮捕され最後はミャンマー経由でタイの曼谷に亡命を曼谷で偶然に知遇得た安田峰俊といふジャーナリストが手記をまとめたもの。中国で官僚腐敗を非難し官僚資産公開等訴へるリベラル派の動きは新公民権運動として習近平政権の当初は党中央の反腐敗運動とマッチし否定もされなかつたが運動が徐々に横断幕掲げたデモのやうな形をとるにつれ党からは反政府的と睨まれることに。民主派人士が刑務所から出所すれば出迎へに「小さな監獄から大きな監獄へ」とプラカード掲げ更に香港の当時の雨傘運動支持と主張してはそりゃ当局から睨まれる。あの一党独裁の最悪な国家で中国の進歩目指し、そこまで主張する勇気ある姿勢こそ大したものだが中共の党中央相手に、かうした奴らの神経逆なでする運動はあまりにもナイーヴで稚拙と思へなくもなし。