富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-03-08

農暦正月二十一日。先考命日。昨春に十三回忌も済むと何だか昔のことのやうに思へてしまふが今でも母と話してゐていろ/\思ひ出すことばかり。酔はないと無口な人であつたが少なくとも迂生の勝手よくも許してくれてゐたとありがたいやら謝りたいやら。
▼今日発売の週刊文春で森友問題について「アベとアソウの紙隠し」とは傑作。朝日に遅れとるな、と毎日新聞財務省近畿財務部への情報公開請求で入手した文書から財務省が国会に提出の文書とは別の決済文書に「本件の特殊性に鑑み」等の文言ありと報道*1
北朝鮮の若旦那がトランプと初の米朝対談に望む意向の由。今までも金日成なり金正日なりが米国のまだまともだつた総統と接触の機会あつたのに何故に今の二人なのか。日本もあの晋三が長期政権で中共習近平の恒久化着々。習近平も毛澤東に比べればそこまでの英雄性もなく権力志向も強いと思へない。本人よりもどこか非一流の人物に世界を託すやうな流れがあるのではないか、とすら思ふ今日日の世界。

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旧「富柏村のゑぶサヒト」(こちら)には途中でアップデート止めた「香港用語の基礎知識」やかつて香港邦字紙等に連載等の富柏村の記事も掲載あり。⇧特異なのは従来と比較にならないほど官僚が政権におもねっていることだ。官僚の幹部人事は今、内閣人事局が差配している。官僚は出世のためには安倍晋三首相や菅義偉官房長官に逆らえないと身構える。特に森友、加計問題は首相自身に関わる。だから首相らに都合の悪い文書やデータは出せないと考えていないか。そう。それが「忖度」の罪だ。「労働時間も短くなる」という裁量労働制に関するデータのずさんさは政府の説明を信じて従っていればハッピーな生活になるわけではないことを改めて示したと思う。文書改ざん疑惑で財務省が事実関係を明らかにしないのは「捜査」より「政権」への影響を心配しているからではないか。一体誰のための政治なのか。

*1:この報道を朝日は翌朝(9日)朝刊で「一方、毎日新聞は同日(8日)朝日新聞が内容の違いを指摘している文書とは別の文書に「本件の特殊性」との文言があったと報じた。文書は、情報開示請求などに開示されたもので、この文言のほか「貸付契約までの経緯」の項目があった。朝日新聞が確認したところ項目の内容は売却契約当時の決裁文書にあり、その後、項目ごとなくなっているものとほぼ同じだった。」と紹介