富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2018-03-07

農暦正月二十日。久しぶりに晴れ間見える。かなり忙しかつたが晩にハッピバレーの競馬場へ。畏友B氏と競馬観戦。序盤調子良かつたが中盤から外れ最終レースで今日の赤字克服の単勝的中で回収。R2(1,200m Class-2)でモレイラ騎乗で1.08.52のクラスレコード出したiVictory馬(Size厩舎)は凄かつた。
▼森友問題での財務省決済文書書き換へで自民党も政府に財務省による国会での報告を求めてゐるといふが自民党国対委員長官房副長官に、といつてもお互ひ議員で任されたから官房にゐるだけで茶番といへば茶番。官房長官など「党のご指導、要請を踏まえて財務省にしっかりと対応させたい」と空々し。財務省の小役人どもがどこまでこの政権と心中する気なのか。
毎日新聞(特集ワイド)「資本主義はショーなのか」偽物も商品「トランプ景気」といふ記事(こちら)面白い。

資本主義の『生産』の語源は「モノを見せる」こと。その意味ではフェイスブックの「いいね」のような実体のないものも「見せる(ショー)」つまり「生産」となる。「資本主義の顔」、トランプ米大統領の戦略は鉄鋼会社や雇用を守るのではなくショーを売ること。最近のアメリカ最強の製品は見せ物だ。フェイクニュースがあふれるのは、おそらく偽物が(コストのかからない)理想的な商品だからだ。

マルクス=ガブリエル(NHKBS1で1月に放映のドキュメンタリー「欲望の資本主義2018〜闇の力が目覚める時〜」より)。(以下、引用)商取引が資本主義の基本だとすれば、そこで問われるのは価値の中身ではない。倫理など関係なくウソでも偽物でも構わないということになる。現代の資本主義の下では「あらゆる差異が商品になる」。「買い手と売り手がいればマイナスの価値も商品になるということです。フェイクでも面白ければいい、刹那的でもいいという風潮が広がる時代なのだと思います」。「国境に壁をつくる」「アメリカを再び偉大な国に」といったトランプ氏の大言壮語に今のところ実現性は問われていない。従来の政治の言葉との差異が売り物になったということか。