農暦十一月初十。やつと風邪も治りかけ。昼前にハーバー沿ひを早足で歩く。昼にラ王の即席麺啜り午睡。夕方、家人と太古から今月二日に運行開始の608系統バス(西湾河〜九龍城)に乗車して東隧から観塘を抜け九龍城へ。
九龍湾から旧啓徳空港敷地内の「啓徳」地区へ初めて。公共団地の手前に斬新な低層建築の建物あり。保良局何壽南小學。
小学校とは思へぬシックで洗練された設計で早速調べると政府建築署気鋭の建築士・溫灼均の設計。
學校建築及設施 | 保良局何壽南小學
殺伐とした旧空港用地の開発区のなかに分譲中の啓徳一號といふ高級マンションを抜け馬頭圍の下町へ。この路線バス、九龍城行きといふが正確には馬頭圍邨が終着。馬頭圍邨の団地に夜合楼といふ、公共団地にしては艶っぽい名前だこと、と思つたら、この団地の建物は他の名前は芙蓉楼、水仙楼と玫瑰楼で夜合は夜合花で、これも花の名前。
九龍城へはこゝからArgyle街、Prince Edward Rd Westと二つの広い道路を越えて、やっと九龍城。
途中の世運公園のロータリーは地下鉄工事の影響で地下道が九龍城へは繋がつてをらず。いつもの食材買ひ出しの店舗を一つ一つ攻略。
新三陽南貨で久々に黒猫のクロちゃんと邂逅。普段入らないタイ食材屋の子猫が愛らしい。
侯王道の潮菜の老舗、樂口福酒家に飰す。古風な店の造り、熟練のご亭主と従業員。
金滿堂甜品で榴槤(ドリアン)と水晶珠とかのスヰーツ頬張る。
さすがに馬頭圍まで歩き608系統に乗る気もせず、いつも通り116系統で紅磡隧道経由で帰宅。