富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

山口潔子さんの個展見逃す

農暦八月十八日。今日日の仕事など朝から次から次へと来るメールに対応してゐるだけで改めて考へると虚しいものあり。しかも昭和の昔から「この程度」で済んでゐた些細なことまでを大のオトナたちが血相かへて大騒ぎしてゐるのだから世の中は明らかに退化してゐる。それでもアタシは几帳面なのでメールの処理もきちんとしてゐる。メールボックスにはメールを溜めない。一つ一つ返事をするなり整理をして片付けてゆく。それでもメールボックスにメールが溜まつてゆくときは、まるでテトリスのゲームのやうだが、自分の頭の中も整理できてゐないわけでかなりヤヴァい。このところ、その傾向があつたが今日はメールボックスもかなり整理できて心地よい。早晩に中環。ジムに寄りシャワー浴びて、それでも家人との待合せに少し時間があつたがFCCに上がる余裕もなく、かついつて蘭桂坊で飲むやうなハシタナイことはしたくもない。蘭桂坊の一角にあるセブンイレブンでビール贖ひゴミ収集場の上にある小さな公園で立ち飲み。我ながらセコい。蘭桂坊の飲み屋にとつては、その中心地にあるコンビニでアルコール売られ、それを路上どころか店の前で店にゐる客と飲まれるのだから、たまったものぢゃない。コンビニのビールも場所柄、値段は高め。Wellington街の外れ、蓮香樓の筋向かひにあるArt Beatusといふ画廊で都市風景精緻画の画家・山口潔子さんの個展。8月にちょうど帰省してゐた時が開幕で招待状いたゞいてゐたが個展は九月末迄で「まだ先」と思つてゐたら明日が楽日。慌てゝ今日来てみたら日曜休みの画廊が今日はシャッター閉まつてゐる。だうしやうもないので退散。健康食品拉麺に酒を一杯のみ野菜海鮮拉麺啜り帰宅。

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貴乃花親方の角界からの退出。引退後については今回のことまでわからないこと多いが91年の千代の富士からの初金星、19歳での史上最年少の優勝、兄・若花田との優勝決定戦、14日目に膝を痛め千穐楽に強行出場し武蔵丸との優勝決定戦制した鬼の表情と小泉首相の「感動した!」まで、この人の相撲のいずれものシーンが誰彼に強烈な印象残したのだから稀有の横綱。15歳で入門した頃からすでに人気者で、当時、豊島園だつたかで雄姿を拝したが遊園地に恥ずかしそうに遊びに来てゐた姿が懐かしい。

加計学園醜聞で「利害関係者である学園理事長とゴルフを共にするのは問題ではないか」と問われた晋三曰く「ゴルフではなくテニスや将棋ならいいのか、ゴルフは今は五輪種目だ」。こんなバカを首相に据えている国民が私たち。

⇧香港独立を謳ふ香港民族党、社団条例適用で活動禁止につき教育局が香港の学校に対して校内での民族党や港独に関する運動、支持、この活動禁止への抗議等も同党活動と同じく処罰の対象となる指針提示。

⇧明日で雨傘運動から4年。2014年まで「香港独立」はあくまで政治観念の言論に過ぎず叫ぶは勝手だつたが中央政府が香港での普選認めぬことで雨傘運動から生じた港独の動きの過激化で取締りに。

港共政權不單止剝奪《基本法》訂明的言論自由和結社自由權利,不單止遠離文明,而且到了隨便劃「紅線」的不可理喻地步。
文明國家可以討論以至組織政黨推動魁北克獨立、蘇格蘭獨立、加州獨立,如果香港社會不容許談論與憲制條文相違背的話題,那麼這個社會的言論自由、結社自由就等於死亡。在「獨立」成為「紅線」、而何謂獨立又出自掌權者自由心證的情勢下,政界、學術界、輿論界,基本上已產生寒蟬效應,不是避而不談,就是在講維護言論自由等等之前,先要像念咒語般說句「我不支持港獨」。

スコットランドケベックやカタヌーニャ、沖縄そして台湾とて「独立」を叫ぶはあくまで言論の自由の範疇のところ中共の香港はこれが認められず。理由は明白で中共にとつてウイグルチベット等があり国家分断をどれだけ恐れてゐるか、の証左。