富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

fookpaktsuen2017-10-23

農暦九月初四。霜降。快晴。普段は官邸執務室に置いてあるMacBookは持ち歩かないのだが先週金曜に出先で夕方どうしても書き物あり持ち出し、それを今朝、持って家を出てミニバスに乗りバスに乗り換へたらミニバスにMacBook置き忘れたことに気づく。Find my iPhoneの機能ではオフになつてゐるMacBookの所在わからず。陋宅のマンションの下がミニバス始発なので先ず家人にミニバスの小さな事務所に尋ねてもらひタクシーで其処に戻る。誰か親切な乗客がMacBookを運転手に渡してくれ運転手がその事務所に置いてくれて事なきを得る。ありがたい。早晩にジムのトレッドミルで走つたあと中環のシティーホール。毎秋恒例で香港ショパン協会主催の一連の音楽会が今日から週末まで。今晩はフランスの作曲家ばかりチェロソナタでPierre DoumengeのチェロとPacal Rogeのピアノでサン=サーンスチェロソナタ1番、ドビッシーのチェロとピアノのためのソナタイ短調。後者はまぁ格別。中入り後はフォーレの3曲で“Élégie”を含み、最後はプーランクのチェロとピアノのためのソナタと時系列に並べたわけだが中入り前のサン=サーンスとドビッシーを満喫したあとにフォーレプーランクではアタシは後半は楽しくなれず。このプログラムの前座でAustin Lamといふ9歳の少年のチェロ演奏あり。サン=サーンスのチェロ協奏曲1番の2、3楽章をピアノ伴奏で。香港のGerman Swiss Int’l Schoolの小学生で5歳からチェロを始めて4年で、とはまさに神童か。
衆院選挙から一夜明け。普段はあまり読まぬ天声人語だが
近年これほど敵失が勝負を決めた選挙があっただろうか。野球で言えば、安倍投手の防御率は悪化していた。相手は準備不足とみて勝手に試合を始める。思わぬ強打者が出てきて素振りをするが、打席には入らずじまい。そのうち敵陣で内輪もめが起きる。そんな試合を見せられた気がする。思い違いをされないよう首相には念を押したい。勝因は首相ではない。浮足立った野党に助けられただけである。選挙が終わると急に権高になる首相の癖を有権者は忘れていない。
と本当にその通り。小池と前原の責任大だが二人を今更詰つても時計の針は戻せもせず。これほど大切な選挙でも投票率小選挙区)は53.7%と戦後2番目の低さなのだから国民の半数は「どうでもいゝ」のだらう。
民進党出身者の明暗。よらば大樹の陰で民進党に流れた前職は44人中25人の当選に止まり立憲は15人全員当選とお見事、無所属選んだ前職も21人中18人当選と善戦。立憲が人口に膾炙した煽りで議席数減らした共産党は、それでも「立憲民主党が大きく躍進し共闘勢力としては議席を大きく増やせたのは大きな喜びだ」(志位委員長)とご立派。