富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

fookpaktsuen2017-10-12

農暦八月廿三日。快晴。中秋已過、本港天氣仍火熱如夏。香港天文台が今月2度目の酷暑警報発令。赤鱲角(香港国際空港)では摂氏35.2度。2000年に酷暑警報が制定されてから最も遅い発令の由。ジムのトレッドミルで走り帰宅して自家製コロッケの夕食。
▼読売新聞が「自民単独過半数の勢い」と威勢がいゝのはさすが自民党党紙として驚かぬが「自公300超うかがう」(毎日)、「自民堅調 希望伸びず」(朝日)と各紙とも公示直後の分析として自民好調で希望失速、立憲の勢ひ伝へるところ。共産党民進に納得できない左傾票の拠り所としてこゝ数年堅調だつたが立憲の登場で共産は議席数減。昨日まで自民議席減は必須、どこまで落とすか、晋三責任追求と毒づいてゐたのに。それにしてもこゝまで「重大な局面」でも自民党に縋る国民性。近代以前。勿論、選挙序盤の予想は思惑あるところで自民減速期待したいところだが希望の浅はかさ見事に露見するところで情勢変化も期待できず。
▼昨日、香港政府行政長官リンテイゲツガ就任後初の施政方針発表。その中で一つ「へぇ」と思つたのが市民への交通費補填(“Subsidies for commuters, cuts to profits tax to be announced” SCMP)。居住区が新界郊外に拡大することで、いくら公共交通機関の運賃は日本などに比べれば安いとはいへ通勤通学の負担増は深刻。そこで香港政府が交通費についての手当支給を決定。月の交通費がHK$400を超える場合、実額ーHK$400で上限をHK$1,600としてHK$300までの補填。月にHK$1,000の交通費の場合、HK$600×25%でHK$150也。ふと気になつたのは公共交通期間を使つて営業や荷物運び、はたまた深圳との「担ぎ屋」まで、この恩恵を受けるのでは? 更にHK$1600を超える場合、2枚目のオクトパスを使うと又た補填を受領できる?というコメントもあり。確かに。