富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

「共謀罪」法施行

fookpaktsuen2017-07-11

農暦六月十八日。本日「共謀罪」法施行。一度制定された法律を無くすのは難しい。もはやこれを骨抜きにするのみ。NHKのNW9でこのニュースは放送開始から22分後。中国の劉暁波氏の病状がトップニュース。中国の街角で通りがかりの市民に劉暁波の写真を見せ「この顔が誰かわかりますか?」と余計なお世話。共謀罪法に反対する市民も「すくなくない数の反対が」と有馬キャスターは口をもごもご。まだ体調不良で咳は少し治つてきたかと思つたら微熱。
▼晋三の支持率急落どころか「首相信用できない」が61%(朝日新聞世論調査)。もはや信用できないからアベノミクスだらうが改憲だらうが全部が疑はしい。改憲は晋三が2020年目指しても「評価しない」が評価するを上回り自民党改憲案づくりまで「急ぐべき」は22%に対して「急がなくてよい」が66%、しかも自民党支持層でも52%が「急がなくてよい」になつてしまつた。自民党紙で首相すら「読売新聞読んで」の読売新聞ですら世論調査内閣支持率は36%で不支持が52%と大逆転。今日の社説は内閣支持率続落に「驕り排して政策で結果を出せ」と(こちら)。御説の通り。読売も「晋三はもはやこれまで」感あり。自民党の第一次改正案の当時は改憲は必要といつた国民の認識が晋三によつて改憲=危険になつてしまつたのだから。長期政権で一強だといはれながらなんてダメな首相なのかしら。3年前の7月1日に「新しい安全保障法制の整備のための基本方針」なるものを閣議決定し日本の戦後体制を内閣で勝手にひっくり返してしまひ翌年の夏も安保法制で暑い夏、どれだけ反対の声を上げても晋三はびくともしないやうだつたが昨年の夏の陛下のお言葉から晋三の失墜が始まつた感あり。
▼ちなみに「今、衆院選挙をするとしたら比例区でどの政党に投票?」といふ質問で自民はまだ37%と強いが民進12%に対して共産10%、公明8%と下手すると共産党野党第一党になるほど民進党がダメだとは。これはこれで面白い。

改正組織犯罪処罰法は日本の刑事司法の大原則を変える大きな改革にもかかわらず、内閣総理大臣も、法務大臣も与党議員も正しく法律を理解している形跡がない。それを採決強行で成立させてしまう立法府の在り方に私たち有権者はがくぜんとすべきです。日本は誰もまともに説明できないような法律が成立する国になってしまったということです。この歴史の事実を忘れないよう、一人ひとりが肝に銘じておくべきです。  「人々の幸せを願って作られた日本国憲法がこうした(有事の)ときに国民の命を守る責任を放棄せよといっているとは私にはどうしても思えません。この思いを与党の皆さんと共有し、決定いたしました」と晋三のまぁ威勢のいゝことったらありゃしない。懐かしいねぇ。
安倍の行く道は〜果てしなく遠い、だのになぜ歯をくい縛り安倍は行くのか、そんな〜にしてまで♫