農暦六月十六日。雨が上がると猛暑猛々し。今日は午後、香港に直通列車で還るだけの予定。ずっと腰痛に悩まされ風邪で喉痛はまだ癒えず咳も出るがホテルを出て東側の疎水の流れも雨上がりで美しく樹木も繁り住宅街から天河体育中心を5kmほどジョギングしてみる。30数年前に初めての中国旅行(といふか香港3泊4日の旅を除けば初の本格的な海外旅行)でバックパッカーで広州火車站に放り出され、とにかく珠江沿岸までと南へ南へと歩き出したときに緊張から横隔膜が痙攣した当時が懐かしい。昼前に宿を引き払ひ余りの暑さにバス待ちも厭ひタクシーで昨晩の孫三郎へ。昼餉にカツ丼(RMB48)。この日本料理屋のあるホテルのフロアが何だか合唱で賑やかだと思つたら隣のホールが韓国のプロテスタント教団の貸切。日曜礼拝。中国人は国内法条例に則り立ち入り禁止。さういへば学校も中国国内でのインターナショナルスクール進学(国内留学)抑制のため例へば「上海日本人学校」が「上海日本人外籍人員子女学校」といふ名称にして、つまり外籍専用にするやうな措置もありとか。歩いても10分ほどなのだがタクシーで広州東站へ。站近くのIKEAだか入る消費施設周辺の渋滞。午後2時すぎの香港行きの列車は満席。下りのこの列車は2時間余で香港へ。快晴。自宅に戻り午後5時からのピーター=バラカンの音楽番組聴きながら枝豆でビール。晩に琉球放送ラジオで那覇市議会議員選挙の開票速報聞く。与党が過半数か?が焦点の選挙(定員40)で翁長知事系グループ2人落選で与党16人当選で過半数に至らず。オール沖縄」といふコンセプトだけでは、もはや沖縄の政治=国政は動かない現実。中立系も16人で、野党が6。自民党は14人中7人当選(自民も与野党に分かれてゐるのが沖縄)で中立をとる公明党と与党の共産党も7人全員当選(共産は1増で1997年以来)。共産党の勢ひは全国的。
▼東京だけでなく名古屋や福岡等で安倍一強反対のデモ、集会。新宿でのデモには8千人(呼びかけ団体発表)が参加。非常に一般的に市民感覚で「安倍首相はイヤだ」は、まるで香港での行政長官不支持と一緒で、日本でこれが起きるとは。雨宮処凛女史による、このデモのレポート(こちら)。毎日新聞の記事「こんな人たち」と国民を分断「安倍さんの本質(こちら)が面白い。戦後政治史に残るであろう7月1日の「秋葉原演説」。
「まさか、ああいう言葉を国民に向けるとは思っていなかった人が多いのではないでしょうか。国会で民進党や共産党を相手に言うのとは意味が違います」とコラムニストの小田嶋隆さん。永田町での振る舞いが秋葉原で可視化された意味は、決して小さくないとみる。「自分に賛成しない人間を『国民とは別のカテゴリー』に分けたようなものですから」
@fookpaktsuen: 選擇雞蛋的幸福 - 梁文道 URL
村上春樹接下去解釋是典型的村上春樹,他把這個問題轉化成抽象的獨特個人與冰冷體制之爭,但是我為他依然不能很好地回答那個在我看來至關重要的道紱問題。也許是因為道紱從來不是他這比喻的核心,這個比喻的核心是審美的,其力量也來自於審美。雞蛋和高牆只關乎弱者與強者對峙這種處境的感召力,就像大衛對着哥利亞一樣,它會吸引我們不由自主地同情弱者,要和他站在一起;但和他究竟對不對是沒有關係的,我們甚至根本用不着去關心這個問題。