農暦六月十二日。雨。昨日午後から咳と喉痛あり今朝は目眩もひどい。かゝりつけのC先生の診療所へ。最近は先生もお年で診察時間が短くなり休む時もあり多少不定なのだが開いてゐて、でもビルの廊下の看板がないな、と思ひつゝ入ると受付でいつも無愛想な職員に「あら、来ちゃった」といふ顔をされ受付から診察室が覗けるのだが雑然としてゐた机上がきれいに片付けられてゐる。「先生は不在で診療しないか?」と尋ねると「さうだ」と答へるのでC先生もついに引退か、と思つて診療所を出た。だが通常、個人経営のクリニック閉める場合は膨大なカルテの個人情報の処理もあり、指定の記述までに来院すればカルテを渡す、連絡なき場合は処分といつた知らせが郵便で届くとか、誰か後進の医者に経営を譲る場合も、その旨の通告があるはず。かなり評判の町医者で患者も多く、そのまゝ何もせずに閉業も訝しく、はっと思つて医院に電話で問ひ質すとC先生は「往生」したのだといふ。何とも。さぞや急なことだつたのか。数ヶ月前は普通に診療されてゐたのに。哀悼。とにかく渋谷実監督の映画『本日休診』の三雲先生(柳永二郎)ぢゃないが本当に日曜日も休まない先生で平日は午前中と昼休みは3時間ほどとるが午後から夜8時まで。土曜日と日曜日も午前中は診療で午後辛うじて休みだが競馬が趣味らしく、いつも診察室の机の上に競馬新聞が置いてあつた。本当に休みは春節の三が日のみ。医者の不養生といふが毎日何十人と病院に医術施して、まだ六十代であらう、急逝に言葉もなし。養和病院の太古クリニックに往く。
▼すべてはやはり昨年8月の陛下のお言葉から世の中が激変したのかもしれない。今日の朝日には久しぶりに野中広務先生登場で「安倍晋三首相が提案している」憲法改正について「僕は反対、これが信念です」と(朝日新聞)。自民党では後藤田正純副幹事長も(さすが正晴さんの甥御さんである)自身のホームページで都議選期間中に「政権運営反省」に言及の街頭演説が党幹部から注意されたことを明かし「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の執行部をみると(惨敗の)結果は仕方ない」と批判(毎日新聞)。
@fookpaktsuen: ビール党に聞いた究極の一杯はこれ! 毎日新聞 URL 「お酌は嫌い」と椎名誠。有名料理店で小さな仏様にあげるようなグラスで仲居さんが酌をしてくれて、まだ残っているのにつぎ足したりする。「つぎ足すなら自分でやります」
@fookpaktsuen: 両陛下、退位後の住まいは?京都と奈良、相次ぎ名乗り:朝日新聞 URL 大反対!「明治維新以降休止されている宮中行事の復活」って、それじゃ天皇の負担増で意味なし。そもそも現行の近代天皇制と天皇の役割はもはや京の帝とは違うことを理解すべき。
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