富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

都議選で自民党歴史的敗北

fookpaktsuen2017-07-02

農暦六月初九。日曜だが外仕事から戻り早晩にInterFMでピーター=バラカン氏の音楽番組聴いてゐるとバラカン氏が「東京の方は都知事選の選挙終了まであと1時間あります、投票に行ってください」と。香港との時差1時間で東京時間午後8時で投票締め切りだがNHK大河ドラマの時間を15分遅らせて都知事選開票速報は午後8時ぴったりに結果速報といふ。番組開いた瞬間に都民ファースト圧勝で過半数確実、自民党惨敗、と。それは驚かぬところ。それでも自民の議席数は過去最低の39議席下回り30議席に届くか、最悪は13議席といふ数字には目を疑ふ。そこまで嫌はれてゐたか。「こんな人たちに負けるわけにはいかない」といつた晋三は「そんな人たち」に負けてしまつた。相変らず公明党の強さ。公明党の協力なければ自民は半数も勝てないといはれるが今回は、それが都ファに向いたのだから。それにしても都民ファーストって何なのかしら。法蘭西の新大統領の新党と同じで顔が見えない「ブーム」に都政をば託けてしまふのだから。反自民党票は都民ファーストに吸ひ込まれるのかと思つてゐたが共産党が善戦(17→19)*1民進党が2議席減なので共産党とで相殺かといふと民進党は選挙前に大幅に減らした上で、それでも下手したら社民と同じく0議席?といはれてゐたのが5議席確保しただけでも御の字か。晋三の再登板から5年近く。まだ予断を許さぬが大型選挙で自民初の惨敗はアタシにとつて嬉しくないわけがない。香港時間で半夜三更に全議席確定。

*1:翌日の朝日新聞によると加計問題など批判的な有権者の票の5割が都ファ、2割が共産党に向いたといふ。