富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

Dubai World Cup 2017

fookpaktsuen2017-03-25

農暦二月廿八日。今朝も目覚めると黒空(ってまだ夜明けか)に大雨と雷。昨日の昼前の青空を除けば何て天候続きなのかしら。外に出かける気も失せる。近くのグロッサリーストアでパンや果物買ひ部屋で朝食。ドバイに来てからの単調な食生活にうんざり。部屋でうだうだ。それも楽しいのだが。昼すぎにホテルの42階にあるジム、トレッドミルで小一時間走る。午後3時にタクシーでメイダン競馬場。6万人収容の郊外の競馬場に公共交通機関がないから競馬場手前から道路渋滞。競馬場隣接のメイダンホテルでタクシー降ろされ、こちらは客室やホテル施設から競馬観戦のVIPエリアでとんでもない慇懃な歓迎受ける。そこから競馬場側へ。チケットオフィスで入場証受け取りドバイ警察の荷物チェック潜り競馬場へ。エプロンといふ席は第4コーナーから直線でゴールからは3ハロン以上遠いが、一般席(それが最後の直線の目の前なのは大したものでAED40 ≒ 1200円)の一つ上で此処ですでにAED450もするのだから。そこに何千人といふ人出。正装の男性、着飾った淑女多し。馬券を売つてゐないから海外の(って英国の)ブックメーカーで投票済ませてゐなければ何をしに競馬場に来たのか?と疑ふが馬場に面したLaurent-Perrierのバブルラウンジ(って名前がいかにもドバイ)はハーフボトルでAED750もする香檳がボトルで飛ぶやうに売れ「泡飲み」に余念なき人仕たち。観戦台地下のフードコートもつまらない餌食にかなりの人で、そこも酒売り場混雑で飲み会状態。この国のどこが回教で飲酒制限なのか。こいつらにこそ飲酒制限すべき、と思へるほどレース序盤から泥酔客少なからず。昨晩はドバイとUAEのおバカな英国人全てを見てしまつた気がするが今日はドバイとアブダビ、ドーハあたりに巣食ふバブリーなフィナンス系の外国人、それも30代くらゐのおバカさんたちが集結といふ感じ。極東から飛行機乗り継いでそれを見物に来る私も随分とおバカさんに変はりないが。市街では海外の競馬サイトに繋がらなかつたが競馬場に来ると英国のブックメーカーは香港JCにも繋がる緩和措置で馬券購入は問題なし。アタシはR4のUAEダービーから、でスミヨン騎手騎乗の愛蘭馬サンダースノーで勝利。R6のGolden Shaheen(1200m直線)には香港から馬主W氏のNot Listenin’tone参戦だが振るわず。馬券買はずに場内の掛け金なしの懸賞ゲームではマークしてゐた米馬Mind Your Ciscuitsが優勝。 R7(ドバイターフ 1800m)1番人気のZarak(仏)、Decorated Knight(英)とヴィヴロス(日)で連複のみ買つてゐたが香港からモレイラ騎手が騎乗のヴィヴロス勝利。見事な手綱捌きに敬服。これを単勝でマークできなかつたのが無念。ドバイシーマクラシック(2410m)はハイランドリール(愛蘭)からサウンドオブアース(日)に流したがJack Hobbs(英)が優勝。そして最後のドバイワールドカップは2011年の東北大震災直後の開催でヴィクトールピザの勝利がまだ記憶に強いが今回は日本からアディラート参戦。とにかくアロゲート(米)が国際レーティング134のダントツの強さで今日の勝ちも間違ひなし。それにどう他を絡ませるか、だがアロゲート軸に5頭の三連単組んだが1、3456着的中とは。アディラートは5着。不隠定な天候で何度か雨が降るなかR4の後だつたか突然の嵐のやうに強風と雨が叩きつけ馬場前で香檳酒に酔ふ泡泡な人たちは強風に煽られるはスタンドに逃げるも困難なほどで淑女のきれいな帽子が飛び、紳士のスーツはずぶ濡れ、Laurent-Perrierの仮設も被害受け日よけのはずの傘が飛び散々な状況。それを観戦席から見て「ざまぁみろ」と大笑ひの人たち(アタシもその一人)。日本なら最終のメインレースが終はると何万の観衆はレース直後に帰途につき香港でも終盤の重賞が終はると帰る足は早いがドバイでは大方の観衆が残りレース開催後の花火や無料コンサートなどに残る。ハロンS氏に帰りのタクシーは長蛇の列、かなり大変なのでプレスのバスに乗せてあげられないかな?と言はれてゐた。レースの後、しばらくはS氏からの連絡待ちして時間潰してゐたが花火終はり帰途につく人がかなり増えても場外でドバイモール行きのシャトルバスが連発で待ち時間なしで乗車でき、それで退散。馬券はダービー単勝ドバイワールドカップのワイドだけで負け。それでも、この不思議な競馬開催の見物だけでも勉強になつた。ドバイモールでドーナツ贖ひホテルに還る。なんて貧しい食生活なのかしら。

文科省キチガイ改定ぶり発揮。「おじさん」を修正したのは「感謝する対象」として指導要領がうたう「高齢者」を含めるためだ。文科省は「パン屋」についても「パン屋がダメというわけではなく教科書全体で指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りないため」(和菓子屋に変更)と説明。「アスレチック」も同様の指摘を受け、出版社が日本らしいものに修正した。……これでは籠池先生も驚くのでは。もはや日本の教育は終はつてゐる。少なくても国定教科書を使はない学校に子どもを通わせること。The governor, Yuriko Koike, herself is protected from the LDP’s retribution by her popularity. Casting her out would only make the party look scared and vindictive, says Robert Fahey, a contributor to Sankei Shimbun, a newspaper. The party’s grandees are probably waiting to see how Ms Koike’s protégés fare, says Mr Hirasawa. Whatever happens, she is already Japan’s most popular politician; if her luck holds, she could one day be its leader.