富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

Orville Schell on the Similarities Between Mao and Trump

fookpaktsuen2017-02-02

農暦一月初六。今日はもう初六だといふのに世の中はまだ正月気分で道路も空いてゐる。沙田から銅羅湾まで車で20分もかゝらず。紅磡のトンネルも全く渋滞なし。明日はもう立春だが香港では今年1月の平均気温は摂氏18.5度で1901年の18.3度を抜き観測史上最も暖かい1月だつたさう。ユニクロヒートテックとか冬物売れず衣料品店は早くから冬物一掃のバーゲン。寒がりのアタシもさすがに暖房とカイロにあまりお世話にならず冬を過ごしてしまつた。最近「形見分け」といふことでいろ/\なものを、それに興味ありさうな若い人に贈る行為を続けてゐる。少しでも物を整理して身の回りをきれいにして他界したい、と。それで贈り物をするのに我ながら包装、梱包とかほんとマメ。中身は上野池の端の道明と関係ないのだが、 質のいい包装紙はこうしてとっておくと重宝。さらにクッションいれて丁寧に梱包すると夏の藺草枕のよう。そして今日、SQからKrisFlyerのゴールドカードが届く。Star Allianceで昨年7月から12,884哩しか搭乗してゐないのにAmexからシャングリラホテルのtierで本来は5万哩必要なステータスをいたゞいてSQには感謝。早晩に散髪して銅羅湾で居酒屋一番に家人と飲む。すでにキープも期限切れの菊正宗あり四合近く残つてゐたが飲み干してかなりいゝ気分。帰宅してからの記憶はほとんどない。こゝ数日、蘋果腕時計をしてゐるが歩行距離から心拍数までよく観察してくれてゐて「座つてばかりなので立ちませう」とか「1分間深呼吸しませんか」などと言つてはくるが、アタシの動態データは読めても、どうやらアルコール摂取量は読めぬらしい。
▼米国の現代中国研究の第一人者Orville Schell先生がトランプ大統領について毛澤東との類似性について面白く語つてゐると陶傑氏が蘋果日報の連載で書いてゐる(「專家說狂人」蘋果日報2017年2月2日こちら)。Orville Schellはもう30年近く前だが平凡社の雑誌(おそらくブルータス)の小さなコラム記事で米国に中国で「センスのいい学者がゐる」と著書“To Get Rich Is Glorious”が紹介されてゐた。渋谷の東急文化会館にあつた三省堂書店の洋書売り場で注文して入手したのもよい思ひ出。今ならネットでその場で読んでゐるのかしら。