農暦正月初四。曇。まだ正月休みだが官邸で書類整理。三週間ほど前にハーフマラソンの時につけたっきりの蘋果腕時計をつけてゐたら机に倚つたまま時間が過ぎたら「少し立ち上がりませう」とか(お昼に弁当でカレーライスを頰ばつてゐたときだが)「血圧が上昇してゐます、1分間深呼吸しませう」と指示が出る。後者など「吸って、吐いて」で時計が振動までする。運動不足もあり帰宅途中に2.5kmほど急ぎ足で歩いた。Happy ValleyのBlue Pool Rdには古い集合住宅が並ぶが、その中でも未来主義的な建築があり、これがアタシは好き。この散歩でやつと今日の消費カロリーが250だか。帰宅して常温のドライマティーニ。かなりきつい。晩飯に家人が石班を清蒸にする。市場はいくつか開けてゐる店もあり青物はまだ少ないが魚屋はかなり魚が入荷してゐたのだといふ。食後、焙じ茶に小布施は竹風堂の「くりづと」頬張る。
▼嵐山光三郎は談志の小ゑん時代も知つてゐるといふ。高橋義孝先生と一緒に末廣亭の楽屋に寄つた時のこと。義孝先生は小さん師匠と家が隣同士で親しかつたとは。圓朝の『牡丹灯籠』が完璧な形でなぜ遺つてゐるかといふと速記者の存在、と志の輔師匠。当時、神田の出版社が速記者二人に「国会の議事録ばかり書いてたつて面白くないだらう」と圓朝の落語を舞台袖で書くやう仕向けたのだといふ。以上『銀座百点』2月号での対談より。
▼この『銀座百点』で関容子さんが百点句会のことを書いてゐる。初参加は小川陽子さん(歌舞伎の獅童の母)の誘ひ。この句会の発足はもう六十年以上前で董事は永井龍男、久保田万次郎、安藤鶴夫、戸板康二、円地文子、池田彌三郎に中村汀女といつた面々。こりゃすごい。
寒弾きや十二の師匠八つの弟子 (睦郎)
混沌と混沌と溶き葛湯かな (同)
繭玉や離村決めたる土間の闇 (辺見じゅん)
耳に志ん生口に塩豆年惜しむ (昭一)
舌打ちでたたむみぞれの露天商 (同)
芝居はねて抜きでのむ酒寒の入り (登士夫)
@fookpaktsuen: Obama, Out of Office 10 Days, Speaks Out Against Immigration Ban, via @nytimes URL
@fookpaktsuen: 安倍首相、米の入国規制に改めて「コメント控える」:朝日新聞 URL 宗主国元首の仕事に賛同でもないコメントなどしたら本国の司法長官代理同様に更迭されたりするのかしら。角さん同様、鳩山以来か。
@fookpaktsuen: 「民主的過程で選出されたということは必ずしも民主的政治を担保するものではない」とA新聞記者H君。御意。それに比べたら「民主的過程で選出されていないのに民主的政治をしてくれた」ほうがまだマシか。蒋経国から李登輝の台湾とかが、それか。
@fookpaktsuen: RT @iingwen: From the people of Taiwan, we wish everyone a bright and prosperous Year of the Rooster. 日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致し…
@fookpaktsuen: 原子炉下溶けた核燃料か黒い塊撮影@福島第一2号機 まるで高松塚古墳か歴史上の発見の如し URL URL
@fookpaktsuen: ロバート・B. ライシュ 著『最後の資本主義』URL伊東光晴による書評:毎日新聞 URL
@fookpaktsuen: (書評)高橋睦郎『在りし、在らまほしかりし三島由紀夫』:朝日新聞 URL … … 森田を誰かに記憶してもらいたい、睦郎以外にはいないようだと三島。促され森田が語った生い立ちや来歴を酔いもあって著者は全く覚えていないという。
@fookpaktsuen: ファラッド=コスロカヴァール著『世界はなぜ過激化(ラディカリザシオン)するのか? 』 橋爪大三郎による書評(毎日新聞) URL
@fookpaktsuen: (柄谷行人による書評)沖浦和光著『宣教師ザビエルと被差別民』 URL URL