富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

上海、土曜の休日

fookpaktsuen2015-11-28

農暦十月十七日。晴。上海にしては大気も良好で晴れて視界も少し遠くまで。気温も摂氏8度くらゐまで上がつたのでホテル出てジョギング。地下鉄の浦电站にある竹园緑地から張家浜といふ川沿ひの緑地帯を走る。そのまゝ世紀公园まで走るつもりが遊歩道も幹線道路の楊高南路に遮断され向かふに往くには遠回りで断念で竹园緑地にぐるりと還る。昼前に部屋をきれいに片づけ退房。浦电站から地下鉄に乗つて客室の机、抽斗に忘れ物気づき慌てゝ還る。考へてみれば地下鉄移動ばかりで街の様子も見てゐなかつたのでタクシー自動車で浦東から黄浦江の海底隧道潜り豫園、運転手が渋滞避け裏道に入つてくれたので金陵東路、大世界抜け西蔵中路から人民広場。金門大酒店に下榻。1926年建立の新古典主義の建物。通された客室の扉鍵が不調でアップグレードで広い角部屋宛てがはれる。ホテル内の中華で昼餉。お世辞にも味もサービスもイマイチ。あくまで建物だけ価値あり。午後は出街。人民公園深く散策。周末は通称「お見合ひ公園」で老父母が娘、息子の職種、学歴、収入など書いた紙を地面に広げた傘に貼り嫁、婿探し。自由恋愛の時代に、と思ふが商談盛ん。顔写真は貼らず。日本や香港の公園の整備に対して中国は今でも何かにつけ公園は意味深。30年ぶりで上海第一百貨店。上海の記念に〈英雄〉碑の万年筆でも探そうか、と思つたが文房具売り場もない。南京東路の土曜午後の人混み。ホテルに戻り休憩。人民広場站から地下鉄で市の西方、交通大学から虹橋路も過ぎた伊犁路站まで。上海の地下鉄は乗り換へが、といふか路線の連絡が不便。伊犁路站前の古北の開発区に高島屋。付近の集合住宅は日本人に人気で、東京でいへば二子玉川高島屋だが、さすがに場所が市街から遠く百貨店としては苦戦の由。古北の高級マンションの路面は広い遊歩道で洒落たレストランなど並び、或るワインバーで上海在住のI君と家族に再会。旧交温める。二人の息子に妖怪ウォッチの絵本と、次男君は「おさるのジョージ」が好きなので「ひとまねこざる」の絵本あげたら喜んでくれる。交通大学站まで戻り二更に老舗のバーで独酌。小雨。半夜三更、タクシーで宿に還る。 

ひとまねこざる (岩波の子どもの本)

ひとまねこざる (岩波の子どもの本)