富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

fookpaktsuen2015-10-18

農暦九月初六。西湾河の鯉景湾、そのハーバー沿ひの歩道に昨日、小型のテント並びバザールか何か開催かと思つてゐたが今朝ジョギングするとハーバーレースだとか書かれたTシャツ着た者多く、はて?こんなロードレースあつたかいなと思つたらヴィクトリアハーバー泳いで渡るクロスハーバーレースあり数千人参加。それがちょうど大方の泳ぎ手が九龍側の三家村から鰂魚涌公園に泳ぎついたところで芋を洗ふが如し。20世紀初頭から尖沙咀〜中環で70年余続いた海水の汚染で中止になつてゐた行事が水質改善?まさか、で数年前に新世界発展がスポンサーで復活。気温も少し下がり走りやすく気分は上々で人の流れに抗してハーバー沿ひ走つたが、この大会のゴール付近は通行止め、かなり遠回りして走るハメになり、ついでなのでワンワン公園(プロムナード)の方まで走る距離伸ばす。今朝の蘋果日報に、せっかくの犬連れ専用公園なのに入口が北角寄りにしかなく太古や西湾河からは鰂魚涌公園通り抜けられず遠回りで不便、この規則無視で犬を連れ鰂魚涌公園抜けた犬好氏が釣人の通報で警察につかまり軽犯罪法で罰金刑になるところ不服申し立てで係争中の由。そもそも公園に犬連れ不可といふのが非常識、公園は康楽文化署の管轄でワンワン公園は衛生署の二重行政、同じ公園でも政府総部前のタマール公園はその先のワンワン公園に抜けるための犬を連れて歩ける専用ラインあり……と不満なんださうな。午後遅く中環。iPad miniのIFCのカバーがボロボロになり蘋果商店で買ひ求めやうとするとiPad mini4用しかない。あたしのは3なので尋ねると店員がケースだと大きさが微妙に違ふがカバーなら大丈夫といふので購入の上その場で開梱し装着してみると四方それぞれ1.5mmくらゐかカバーが大きい。その場で返品処理。日曜日の静かな中環の裏町散歩してFCCへ。周末の新聞雑誌読む。FT紙でSir David Tangの連載(Agony Uncle)シンガポール揶揄に笑ふ。家人来て軽く夕食。市大会堂。香港ショパン協会が毎年秋に開催の音楽会が一週間続いたが今晩がフィナーレでピアノと弦楽の五重奏。主催者のAndrew Freris博士恒例の舞台挨拶で来年は第4回の香港ピアノコンクールとこの音楽祭の同時開催でコンクール審査員によるピアノ演奏もありご期待と。さう/\昨年が3年に1度のこのコンクール開催の予定が雨傘運動による道路占拠の影響で中止。市大会堂がけして危険な状況ではとてもなかつたが「こんな状況では音楽を愉しめない」といふ主催者判断で中止に。審査委員長だつたアシュケナージ師は特別に香港フィルと無料で演奏会開催だつたか。そのコンクールが2016年に延期となる。今晩の弦楽四重奏はヴァイオリンはAndrew HaveronとMagnus Johnston、ヴィオラがJoel HunterでチェロがPierre Doumengeといふ主催者厳選の4人で、これにピアノは香港コンクールでの歴代の優勝者との組み合はせ。1曲目はドボルジャックのピアノ五重奏曲イ長調作品81でピアノはIlya Rashkovskiy君も随分と大人になったと思つたら彼の優勝は第1回の2005年で10年前。1楽章のやたら長い、完成度の高いこの曲でもう十分といふ感じもするなか2曲目はピアノがJinseng Lee君でシューマンの五重奏曲変ホ長調作品44、これはちょっとピアノが負けた感じあり。中入りでホールのカフェに急ぐと、もう一人の方とカウンターで競つたやうになり先を譲ればRTHKのジョナサン=ダグラス氏。最後はピアノがGiuseppe Andoloro君でブラームスの五重奏曲ヘ短調作品34で、一晩で三人の作曲家の代表的なピアノ五重奏曲三連荘といふ構成も凄いが、これを十分に演奏しきつてしまふ弦楽の4人の力量には驚くばかり。4人と見事に対峙して、ぐんぐんと引っ張るやうなピアノは最後のアンドロード君で最初のイリア君もソロだと少し線が細いがアンサンブルで予想以上の力を発揮。
▼晋三が米海軍の横須賀基地原子力空母ロナルド=レーガンに乗艦。米空母に乗艦は歴代首相初。空母では戦闘攻撃機のコックピットに入り「横須賀港を母港に再び日本の守りについてくれる」と親米奴隷コメントまで披露。中曽根大勲位の不沈空母発言も当時は大問題扱ひだつたが晋三の御世となつてはあんな発言は可愛いもの。