富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

過激派?全國獨立黨

fookpaktsuen2015-06-16

農暦五月朔日。毎日iPadの紙面ビューワーで新聞読んでゐて一番下載(ダウンロード)面倒なのが朝日新聞。とにかく下載が遅い上に現行の版になつて「見やすくなりました」といふが、いつ下載がどのくらゐ終はつたのかもわかりにくい。その上、やたら重たく12GBのiPadで「容量が不足してゐます」と出るので何事か、と思へば朝日新聞のアプリが7日間の朝夕刊で6GBも占めてゐる。日経や東京新聞は500MBほどで10倍以上。朝日らしい傲慢さか。それが数日前のアプリのアップデートで「紙面イメージのダウンロード完了時、紙面ビューワー右上に「完了」を表示しました」と「紙面イメージのデータサイズが肥大化する不具合を修正しました」。それでも1.6GBである。日経のアプリがよく出来てゐる。だが一面から左に順繰りで頁を捲らねばならず一面から右頁見る感じでいきなり最終面の「私の履歴書」に飛べないのが難。東京新聞は朝刊と夕刊が時系列で並んでゐないのが扱ひにくい。すべて良いとこ合わせてスタンダード化できないものかしら。
▼今晩、蹴球ワールドカップアジア予選C組、旺角スタジアムでの香港対モルディブのサッカー試合で開幕に中共国歌(義勇軍行進曲)流れるとブーイングで消す観衆は"We are Hong Kong"と雄叫び。この反愛国的行為事前に予想されテレビは試合前のこれを放映せず。次は9月3日、中国対香港、これは楽しみ。
▼明日の立法会での行政長官選挙制度の採決を前に香港で自称・地元過激組織の「全國獨立黨」成員が旧アジアテレビ社屋(廃屋)に武器弾薬非常所持の咎で10名逮捕される。職業も自称革命家から武器オタクまで様々で「倘若617通過政改表決,香港人要有心理準備當天會有傷亡,立會將會變成第二個烏克蘭廢墟」等とネット上で声明発し警察はメンバーが薬局で劇薬等購入からアジトに戻るのを尾行等して今回の逮捕。何だかあまりによく出来た話。
衆院憲法審で男を上げた長谷部先生と節先生が俄然好調。東京の記者倶楽部での会見で長谷部先生が砂川判決引用は誤り、砂川判決を「藁にも縋る思ひで持ち出したのかもしれないが所詮、藁だ」(笑)。また自らを自民党が推薦を人選ミスとすることに自分に都合良い事言ふ参考人は「専門家」で都合悪ければ「素人」にされ、特定機密法の時は賛成で自民党参考人務めたが自分が素人なら特定機密法で自分を招いたのも人選ミスのはず、制定の経緯で重大な欠陥なのだから秘密法も廃案にすれば、と皮肉。節先生も安倍内閣憲法無視に「独裁の始まり」と。高知で開催された地方公聴会でも6人のうち5人が安保法制に疑問か反対の慎重で唯一賛成は高知県知事(笑)。これに対して少数民族たる「合憲派」の学者も頑張っては見せるが所詮、低レベルは隠せず。「学者の解釈は私的解釈に過ぎない、国は異論に縛られず防衛に責任を持つ立場で進めるべき」と百地章先生が言へば「批判する学者は法案が従来の政府解釈を超えているから違憲と訴えているが憲法の条文に照らして解釈すれば今回の法案は憲法の枠内だ」とまるで説得力もない。憲法審はこれ以上の法案批判懸念し自民党が当面休止決定。朝日新聞の社説も「廃案で出直すしかない」と強気。