富柏村香港日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴る日剩でござゐます

烏来に遊ぶ

fookpaktsuen2015-03-25

農暦如月初六。台湾は今年に入つてから15年ぶりだか少雨だつたと聞いてゐたが数日前から雨続き。昨日はやっと雨止んださうだが晩から小雨。今朝起きると本降り。油断してきたが寒い。今朝は摂氏14度。出勤で雨のなか大勢がバイクで走る様は台北らしさ。興南路を大安の捷運站挟んで南側、永和豆漿大王で豆乳と油條で朝餉。雨空見上げながらホテルで寛ぐばかり。捷運で中正記念堂経由で新店。午前11時にホテルの車に拾はれ一路、烏来。何年ぶりか、でVolando Urai Spring Spa & Resortに泊まる。渓谷の木々の春らしい緑、眼下を流れる烏来川の碧さ。静寂。昼にかけ烏来老街へ。今日は平日で雨、観光客も数へるほど。前回は台風の被害で不通だつたトロッコ列車動いてゐる。烏来瀑布まで片道1.6kmで上り坂が続く。戦後に林業での伐採によるトロッコ列車の役割終へ人力のまま!観光客乗せるやうになり複線化、そして電化。バッテリー積んでモーター唸らせながら瀑布まで4分ほど。路線の最後が圧巻で難題だつた切り返しは山側の崖下に隧道掘りループ化。お見事。烏来瀑布は落差80mで折からの雨で水量たっぷり。華厳の滝が97mなので此方もかなり壮観。タイヤル族の時代にこれをみたらどれだけ荘厳だつたのかしら。資料館で説明役のご老人(林さん)「私は昭和9年生まれですよ」と矍鑠としたもので戦前の三井による林業での木材伐採の頃から戦後の電化、台座の工夫の話まで聞かせていたゞく。戦時下に国民学校低学年で日本語学んだ、戦前の日本語解す最後の世代か。「また遊びにいらっしゃい」と送り出される。老街の観光食堂で高原野菜と揚げた小魚で昼食。宿に戻り下榻。前回と同じ最上階のRooftop Suiteで18坪。大浴場で入浴。風呂付設の休憩室で午睡。今回は中華で晩餐。チリのAves Del SurのGolondrina Merlotといふ廉価のワインも台湾は酒税高い上にホテルでNTD1,200=HKD300となる。再び大浴場で入浴。深々と闇夜に雨。昨晩に続き早寝。
▼自撮りの烏来トロッコ列車の様子。乗り鉄、線路鉄以外にはあまり面白くないかもしれないが最後の隧道ループは醍醐味あり。


▼新加坡の李光耀閣下の国葬(29日)に各国が元首級の弔問で日本も当初は弔問といへば、でご老公=福田康夫君レベルを遣るところ急きょ晋三自らと調整中。台湾では馬英総が一昨日、隠密のやうに私人身份で新加坡に飛び弔問済ませたことで台湾では軟弱外交と嗤はれる始末。李光耀は度々台湾訪れ関係は深く李光耀の「国葬」だから外交関係のない台湾の元首が参加できないか、といへばAPECでもオリンピックでも何らかの形で台湾が中国の不満あつても参加してをり李登輝元総統も新加坡訪問では「台湾の李総統」と呼ばせ(本人はこれでも不満だつたが)阿扁ですら外交では台湾路線で確実だつたのに対して馬英久の低調ぶりは結局のところ中共への配慮にすぎず、と。李光耀と同い年の李登輝先生、光耀を好朋友としつゝ彼の「アジア的価値」は中国の皇帝制度のやうなもので自分が台湾で推進した自由民主とは全く異なる、とお元気。