富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

東都その①

fookpaktsuen2018-08-06

農暦六月廿五日。晴。朝から余裕で旅荷まとめてゐたら国際運転免許証3月で失効してゐたこと発覚。帰国で郷里で自動車運転不可は死活問題。旅荷持参で慌てて金鐘にある運輸署の免許センターへ。こゝ数年はオンラインで更新してゐて数年前もそれほど混雑の印象ないが折から夏の旅行シーズンだからかカウンターは長蛇の列。90分待ちとあるがカウンターは5つ全開で香港の効率からすると90分は待たぬだろ、と並ぶこと1時間。大きなトランク引き摺り誰からも海外行く直前での申請とわかる。申請するカウンターで免許証の作成から支払いまで済ませて公印押される20分待ちで発行。フライト搭乗まで2時間で、まだ余裕。香港空港。昨年SQでためた哩を持て余し、この夏の帰省はスタアラでANAとなる。ANAのCなんて下手したら20年ぶりかしら。香港の空港はANAUAのラウンヂだが素っ気ないので隣のAmexのセンチュリオンラウンヂでご休息のつもりが先に空港に来てゐた家人からゲートが30番と聞いて同じ便で東京に還る、先週金曜に会食したK氏が同じフライトなでSQのラウンヂにゐらつしやるので、そこで昼酒。このANAの往路のフライト、半年前に予約した時はB787-9で単独シート(ドリームライナーB787は初めてだから楽しみだった)のがB787のトラブル続きでB767-300になって(シートは短距離ビジネス)、それがB787-8(B787だけどシートは短距離型)になって、それが三度目の変更でB777-300(今度は単独シート)になって、そしたら半月前にメールが来てB787-8になった……そこまで機材変更ってあるの? 搭乗するなり寝てしまつたがB787は離陸もやわらかで眠りのなか、いつの間にか上空飛行。泡はDuval Leroyで機内食は日本へ行くといふのに和食で酒は大吟醸1銘柄しかないさうで(名前失念の)それを1合。日本までずつと寝てゐたがB787は照明も空調も格段の進歩と聞いてゐたが空調は暑からず寒からずだが汗をかいたり悪寒がしたりで(体調の所為があるが)羽田に着いたころには風邪気味。税関前でトイレに入ると多目的のバリアフリートイレの設備に脱帽。簡易ベッドまであり、こゝなら泊まれるとすら思ふ。今日も昼間は酷暑だつたさうだが台風13号近づき風が強まり随分と涼しく感じる。浜松町までモノレール。タクシーで麻布狸穴坂にお住まひのK氏を送り鳥居坂の旅寓に下榻。麻布十番の川上庵。信濃鶴の純米酒「美山錦」一盞で蕎麦を啜る。家人旅寓に戻り独り奥麻布のバーHにドライマティーニを飲む。マティーニのオリーブの種を置くのにペーパーナプキン供され種を置いただけでは汚らしいのでナプキンで包みオリーブを刺してあつたピンでナプキンを留めてみる。


⇧香港外国人記者協会が香港独立派「香港民族党」成員招いての講演企画に対して中聯辦が圧力かけたのに加へ前行政長官で一期で嫌はれたCY梁が香港外国人記者協会に対して国家分裂を企図するやうな団体の意見聞くだけでも、それの報道で香港独立といつた暴言を流布する姿勢とインネンつけて、そのやうなマスコミ団体にFCCの土地建物を香港政府が提供することに疑念あり、と揶揄。日本で沖縄独立主張する組織あつても、その活動は言動も含め阻止はされぬが「香港独立」はそれじたい空論だとしても、それが中国国内に与へるインパクトの大きさはさすがの中共も無視できぬもので、それがかうして圧力となるが、かうした言動続けることで香港への圧力が更に強まるといふジレンマ。