農暦十二月十三日。かなり忙しい一日だつたが早晩に中環のジムで5kmトレッドミルで走る。晩に昨日荃湾で購つた民豐の餃子茹でて飰す。岩波『世界』十二月号、特集は「暴走する安全保障政策」漸く読む。樋口先生の「なぜ立憲主義を破壊しようとするのか」。
晋三が憲法改正の困難から興味見せた96条は「国民の憲法制定権力」にかゝはることだが、これは市民革命前夜のフランスで「目の前にある既成の法秩序を全面的に解体して新しい法体系を作り出すときに「憲法をつくる力」を国民が持ち、それはどんな法的制約にも服さない、という主張が威力を発揮」したが「国民の憲法制定権力がヌキ身で万能のままだと革命勢力がせっかくつくり上げた法秩序が万能の憲法制定権力によってまたひっくり返されてしまう」から「出番が終わった国民の憲法制定権力は勝手に動き出さないように封印・凍結」させるもので
こととし、
なのだ、と樋口先生。
▼毎日新聞。山田孝男の連載「風知草」で細川都知事選の「カムバックの条件」読む。名文。実に表現に無駄がない筆致。
▼都新聞が都知事選前に都民相手に世論調査。前回の都知事選前と比べ憲法9条快晴に賛成が46.2→31.6で反対が35.1→56.9となる。明らかに晋三の逆効果ぶり。原発はすぐにゼロが1割である程度時間かけてゼロが5割で計6割が廃止派。
▼香港の良識紙といはれた(過去形)明報でリベラル派の編集長更迭が話題になつてゐるが信報の練乙錚「氣短集」で明報のこと綴ってをり、そのなかで
六十年代初的一個夏天,母親着我到她一個有幸住上「七層大廈」的好友家裏住幾個月,為的是那家人的大男孩當水手出洋去了,怕查戶口的政府人員認為他們家人數報假而取消戶籍,而我因為個子長得稍高,可以充數。朋友我稱呼劉媽媽,和我媽一樣是外省人。有一次她給我兩毛錢着我替她買「麵包」,於是我就下樓去,替她買了一個她常吃的雞尾包,她一看哈哈大笑,說不是「麵包」是《明報》。那是我第一次知道有《明報》。
といふのが「ちょっといい話」。
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