富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

亜洲當代舞林匯演之AM篇2

fookpaktsuen2011-07-16

七月十六日(土)雨。陋宅居間のブラインド、「ストッパー」の部分に不具合あり。ブラインドを上げるとちゃんと止まらず。どうしても左だけが下がり斜めになり見た目悪し。業者呼ぶほどの修理にも思へず、かといつてブラインド外して修理に出すも億劫と思つてゐたら先日、官邸のブランド工事に来た職人にそれを話すと「旦那、それなら自分で直してごらんなさいよ、あっしが部品を郵便で送ってさしあげまさぁ」と親方。何でも香港で通常使われてゐるブラインドのストッパーは2種類ださうで、いずれかが嵌るはず、と。で今朝はそのストッパー交換。終はる間際に国際救助隊に緊急出動命令入る。それほど困難なミッションに非ずも多少面倒な手続きあり。昼に終はり銅鑼湾。日本人倶楽部の食堂で打ち合わせ兼ね昼食。刺身定食。午後の寄り合ひ済ませぎり/\で午後四時に牛池湾文娯中心。Z嬢と“Contemporary Dance Showcase - Asian Male Episode 2”観る。牛池湾のこの小屋は積極的に現代舞踏上演してをり(CCDCなど香港の主だつたダンスカムパニーのスタジオが九龍東にある)特に夏のこの時期はアジアのダンサーを集めての企画あり。今年のこれは(出演順に)劉斌(中国)、Daniel Yeung(香港)、金烔男(韓国)、江上悠+根本しゅん平(日本)、金成用(韓国)と原田みのる(日本)。何といつてもやはり贔屓のDaniel Yeung君の映像を見事に使つた、但し嫌みのない演出が見事。彼は小屋の造り、映像の効果と照明を見事に、しかも慣れたホームグランドの舞台で完ぺきに使ひこなしてゐる。舞台撥ねてから観塘。毎度の如く雲南風味餐廳に飰す。前回かなりウケた鍋貼、蒜泥白肉とこの季節が旬の野菌と涼拌米線。二人で麦酒大瓶三本。観塘より北角に最終のフェリー(19:45)で渡る。客はアタシら含め五、六名。波止場番のオヤジも門を閉め消灯し船に乗る。北角の波止場にゐる猫の家族。雌の仔猫も少し大きくなるが未だ遊び盛り。暫しこの猫を愛でて帰宅。船上で飲んだ一合の赤葡萄酒の酔ひもあつて、この日終はる。
▼先日この日剰に載せた羅馬天主教陳日君枢機卿胡錦濤、温家寶への公開依願状。なぜこの時期に?と思つたら汕頭でヴァチカンの批准も得ぬまゝに教區主教が中共系の中国天主教愛国会によつて任命され木曜日にその典礼あり愛国会主席や各地の教区主教が公安に守られるなか参加の由(http://bit.ly/omrw6w)。当然のことながら中共のこの越権蹂躙にヴァチカンは反発。巨大宗教カルトの同士の争ひは凄みあり。
▼「孫氏は政商、マイナスに日本導く」ソフトバンク太陽光発電事業参入を批判 旧知の起業家・堀義人氏がツイッターで応酬、来月公開討論、と参詣新聞。http://t.co/lV5L6fe 堀氏は中学の先輩であつた。水泳部の部長されてゐて中学生の時から、もう格違ひの大物だつた強烈な記憶あり。
▼台湾の駐香港機構の中華旅行社が45年の歴史に幕、で台北経済文化辧事處に。実質的な格上げ。それにしても奥運の「中華台北」にせよ、この機構も「台湾」でなく「台北」なのが興味深い。「台湾」だと台湾の総体になつてしまふが「台北」とすることで矮小化なのかしら。