遅ればせながらワクチン接種開始で接種促す大公報。蘋果日報は疫禍での香港-深圳間の往来自粛のなか深圳から刺身や海鮮など夜な夜な香港に持ち込まれ不衛生なまゝ街路の屋台で売られゐるといふ。
台湾出身で日本に帰化したご婦人から今年の春節で蔡英文総統揮毫の春聯(印刷品)を見せられる。あまり練習したわけではないが自信のありさうな草書。
縁起のいい言葉で新春をことほぐ春聯に書かれたのは四字熟語の「扭轉乾坤」(逆境ヲ覆ス)を捩つた「牛轉乾坤」の四文字。Kolas Yotaka (グラスユタカ)報道官によると「牛転」は「扭転」(逆転)と同音で「国民の団結によって新型コロナウイルスの危機を乗り切った台湾」を象徴しているといふ。
もうずいぶんと昔になるが連戰が大陸訪問でのお粗末な揮毫にどれだけの台湾人が恥ずかしく思つたかを思ひ出す。
ところで長野冬季五輪のときに小澤征爾指揮・新日本フィルで表彰式用にこんな国歌集が録音され、しかもCDで販売されてゐたのを聴いた。
大竹しのぶ「まあいいか」294回:誰のためのオリンピックで、何のためにするのか。それには誰がリーダーになるべきなのか。それを今ごろ、話している日本。ちょっとお粗末すぎないだろうか。 https://t.co/GSv6fSJzKV
— 富柏村 (@fookpaktsuen) 2021年2月19日
▼「忖度政治」の行き着く先「首相長男接待の何が問題なのか」毎日新聞 https://t.co/z2qejidmvw 晋三の「妻は別人」、スガの「息子は別人格」……忖度政治の行き着く先
菅首相はどのように説明しているのだろう。文春の報道が出た3日夜、首相は官邸で記者団に「私自身全く承知していない。総務省で適切に対応すると思う」と述べ無関係であることを強調した。4日の衆院予算委員会では「今は(長男は)40ぐらいですよ、もう」「(長男と)私、完全に別人格ですからね」と色をなして反論し長男の行動を関知していないと繰り返した。
このやりとり、既視感があった。安倍晋三前首相の妻・昭恵氏が名誉校長を務めるなど近い関係にあった学校法人森友学園に国有地を安く売却した疑惑で前首相が昭恵氏を「私人」だと言い募った件だ。当時昭恵氏にはお付きの政府職員が何人も配され職員を通じて国有地売却に関する照会を財務省に行ったりもしていた。菅首相は今回「別人格」という言葉で「赤の他人で無関係」と言いたかったのかもしれないが、それなら総務省幹部はどの業者からも分け隔てなく接待を受けるのか、と直ちに疑問が湧く。